『新池御書』(佐後) | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

 是等(これら)の法門を能(よ)く能く明(あき)らめて、一部八巻廿八品を頭にいたゞき懈(おこた)らず行なひ給へ。又某(それがし)を恋しくおはせん時は日々に日を拝ませ給へ、某は日に一度天の日に影をうつす者にて候。此の僧によませまひらせて聴聞あるべし。此の僧を解悟の智識と憑(たの)み給ひてつねに法門御たづね候べし。聞かずんば争(いか)でか迷闇の雲を払はん。足なくして争でか千里の道を行かんや。返す返す此の書をつねによませて御聴聞あるべし。事々面の次(つ)いでを期(ご)し候間委細には申し述べず候。穴賢穴賢。
(平成新編1461~1462・御書全集1444・正宗聖典ーーーー・昭和新定[3]2098・昭和定本[3]2127)
["弘安03(1280)年12月""弘安03(1280)年02月"(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]