『内房女房御返事』(佐後) | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

 妙法蓮華経の徳あらあら申し開くべし。毒薬変じて薬となる。妙法蓮華経の五字は悪変じて善となる。玉泉(ぎょくせん)と申す泉は石を玉となす。此の五字は凡夫を仏となす。されば過去の慈父尊霊は存生に南無妙法蓮華経と唱へしかば即身成仏の人なり。石変じて玉と成るが如し。孝養の至極と申し候なり。故に法華経に云はく「此の我が二(ふたり)の子(こ)已(すで)に仏事を作(な)しぬ」と。又云はく「此の二(ふたり)の子(こ)是(これ)は我が善知識なり」等云云。
(平成新編1492・御書全集1423・正宗聖典ーーーー・昭和新定[3]2145~2146・昭和定本[2]1788)
[弘安03(1280)年08月14日(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]