委細に示し候条是非無く候。仍(よ)って祖父妙厳聖霊(みょうごんしょうりょう)の御志ねんご(懇)ろに回向(えこう)いたすべく候。経文に「是人於仏道決定無有疑(ぜにんのぶつどうけつじょうむうぎ)」と。此の文をひま(暇)なく御唱へあるべく候。日月は地となり、地は天となるとも、此の経の行者の三悪道(さんなくどう)に落つる事あるべからず。恐々謹言。
(平成新編1462・御書全集ーーーー・正宗聖典----・昭和新定[3]2099・昭和定本[2]1743)
[弘安03(1280)年03月03日(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]