なきな(名)をながさせ給ふにや、三つのつな(綱)は今生に切れぬ。五つのさわ(障)りはすで(既)にはれぬらむ。心の月くもりなく、身のあか(垢)きへはて(消失)ぬ。即身の仏なり。たうと(貴)し、たうとし。くはしく申すべく候へども、あまりふみ(文)をゝ(多)くか(書)き候とき(時)にかきたりて候ぞ。恐々謹言。
(平成新編1497・御書全集0934・正宗聖典ーーーー・昭和新定[3]2152・昭和定本[2]1795)
[弘安03(1280)年09月19日(佐後)]
[真跡(断簡)・富士宮久遠寺(100%現存)]
[※sasameyuki※]