大豆一石(こく)かしこまって拝領し了(おわ)んぬ。法華経の御宝前に申し上げ候。一■(=清-青+帝)(いってい)の水を大海にな(投)げぬれば三災にも失せず、一華を五浄によせぬれば劫火(ごうか)にもしぼまず、一豆を法華経になげぬれば法界みな蓮(はちす)なり。恐惶謹言(きょうこうきんげん)。
(平成新編1507・御書全集1210・正宗聖典----・昭和新定[3]2165・昭和定本[2]1809)
[弘安03(1280)年10月23日"文永07(1270)年"(佐後)]
[真跡・身延曾存]
[※sasameyuki※]