主人咲(え)み止(とど)めて曰(いわ)く、辛(から)き蓼葉(りょうよう)に習ひ臭きを溷厠(こんし)に忘る。善言を聞いて悪言と思ひ、謗者(ぼうしゃ)を指して聖人(しょうにん)と謂ひ、正師を疑って悪侶(あくりょ)に擬(ぎ)す。其の迷ひ誠に深く、其の罪浅からず。事(こと)の起こりを聞かんとならば、委(くわ)しく其の趣を談ぜん。
(平成新編0242・御書全集0024・正宗聖典0061・昭和新定[1]0376・昭和定本[1]0218)
[文応01(1260)年07月16日"文応01(1260)年07月"(佐前)]
[真跡・中山法華経寺(70%以上100%未満現存)、古写本・日興筆 富士大石寺 日興筆 玉沢妙法華寺]
[※sasameyuki※]