すゞ(種々)の御供養送り給(た)び候ひ了(おわ)んぬ。
大風の草をなびかし、いかづち(雷)の人をおどろかすやうに候よの中に、いかにいまゝで御しんよう(信用)の候ひけるふしぎさよ。ね(根)ふかければは(葉)かれず、いづみ(泉)に玉あれば水たえずと申すやうに、御信心のね(根)のふか(深)く、いさぎよき玉の心のうちにわたらせ給ふか。たうと(貴)し、たうとし。恐々謹言。
(平成新編1241・御書全集1479・正宗聖典----・昭和新定[2]1849・昭和定本[2]1525~1526)
[弘安01(1278)年06月27日(佐後)]
[古写本・日興筆 富士大石寺]
[※sasameyuki※]