『四条金吾殿御返事』(佐後) 法華経を本迹相対して論ずるに、迹門は尚(なお)始成正覚の旨を明かす。故にいまだ留難(るなん)かゝれり。本門はかゝる留難を去りたり。然(しか)りと雖(いえど)も題目の五字に相対する時は末法の機にかなはざる法なり。真実一切衆生色心の留難を止(とど)むる秘術は唯(ただ)南無妙法蓮華経なり。(平成新編1194・御書全集1170・正宗聖典----・昭和新定[2]1768・昭和定本[2]1386)[建治03(1277)年(佐後)][真跡、古写本・無][※sasameyuki※]