其の上日蓮の身並びに弟子等、過去謗法の重罪未だ尽きざるの上、現在多年の間謗法の者と為(な)り、亦謗法の国に生まる。当時信心深からざるか、豈(あに)之(これ)を脱(のが)れんや。但し貴辺此の病を受くるの理(ことわり)、或人之を告ぐ。予(よ)日夜朝暮に法華経に申し上げ朝暮に青天に訴ふ。除病の由(よし)今日之を聞く。喜悦何事か之に過ぎん。事々見参(げんざん)を期せん。恐々。
(平成新編0918・御書全集1298・正宗聖典----・昭和新定[2]1366・昭和定本[2]1124)
[建治01(1275)年(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]