しかるに日蓮が一るい(類)、いかなる過去の宿じう(習)にや、法華経の題目のだんな(檀那)となり給ふらん。是をもてをぼしめせ。今梵天・帝釈・日月・四天・天照太神・八幡大菩薩、日本国の三千一百三十二社の大小のじんぎ(神祇)は過去の輪陀(りんだ)王のごとし。白馬は日蓮なり。白鳥は我らが一門なり。白馬のな(鳴)くは我等が南無妙法蓮華経のこえ(声)なり。此の声をきかせ給ふ梵天・帝釈・日月・四天等いかでか色をまし、ひかり(光)をさか(盛)んになし給はざるべき、いかでか我等を守護し給はざるべきと、つよづよ(強強)とをぼしめすべし。
(平成新編1386・御書全集1065・正宗聖典----・昭和新定[3]2010~2011・昭和定本[2]1663~1664)
[弘安02(1279)年08月11日"弘安02(1279)年08月17日"(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]