『日女御前御返事(品々供養事)』(佐後)[真跡(断片)] | 細雪の物置小屋

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御宗祖御開山遺文DBを中心に投稿します。
[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

黄河は千年に一度す(澄)むといへり。聖人は千年に一度出づるなり。仏は無量劫に一度出世し給ふ。彼には値ふといへども法華経には値ひがたし。設(たと)ひ法華経に値ひ奉るとも、末代の凡夫法華経の行者には値ひがたし。何(いかん)ぞなれば末代の法華経の行者は、法華経を説かざる華厳・阿含・方等・般若・大日経等の千二百余尊よりも、末代に法華経を説く行者は勝れて候なるを、妙楽大師釈して云く「供養すること有らん者は福十号に過ぎ、若し悩乱する者は頭(こうべ)七分に破れん」云云。
(平成新編1232・御書全集1247~1248・正宗聖典----・昭和新定[2]1834~1835・昭和定本[2]1512)
[弘安01(1278)年06月25日(佐後)]
[真跡・千葉本壽寺外五ヶ所(10%未満現存)]
[※sasameyuki※]