抑今の時、法華経を信ずる人あり。或は火のごとく信ずる人もあり。或は水のごとく信ずる人もあり。聴聞する時はもへたつばかりをもへども、とをざかりぬればすつる心あり。水のごとくと申すはいつもたいせず信ずるなり。此はいかなる時もつねはたいせずとわせ給へば、水のごとく信ぜさせ給へるか。たうとしたうとし。
(平成新編1206~1207・御書全集1544・正宗聖典1017・昭和新定[2]1786・昭和定本[2]1451)
[建治04(1278)年02月25日(佐後)]
[古写本・日興筆 富士大石寺、日道筆 富士大石寺]
[※sasameyuki※]