こんにちは、またはこんばんは。今回は以前こちらの記事で紹介したFling Posseのメンバーの素性について話す記事です。


この記事は少々長い記事となっております。お時間がある時に読むことをおすすめします。


まずリーダーである乱数について。乱数は初期の頃のドラマCDやコミカライズから、「乱数って実はアンドロイドか誰かの元となっているクローンではないか?」といった考察がされていました。根拠としては原作にてとある場面で乱数が中王区の現政権ナンバー2・勘解由小路無花果と電話で会話するシーンがわざわざ描かれていたり、その場面の後も度々無花果との会話が見られるシーンがあったり、幻太郎に「非の打ち所がないほど綺麗過ぎる過去だ」と言われていたり、不自然なほど飴を大量に持っている点が根拠として挙げられていました。そして、物語が進むにつれて、乱数は中王区側のスパイで更にクローンであることが判明しました。


元々は中王区がとある目的のために「誰かの」遺伝子の元に作られたクローンで、乱数のクローン製作になんとどついたれ本舗の天谷奴零も関わっていました。乱数は実は喫煙者なのですが、彼にタバコの味を教えたのは零なんですよね。(因みに現時点で元となった「誰か」については詳細はわかっていません。)


中王区のヒプノシスマイク研究や任務遂行の為に飴村乱数のクローン(以下、クローン乱数)は沢山作られました。


クローン乱数は感情を制御させるのですが、どうやらFling Posseとしての乱数は初期作であるという弊害(?)があるせいか、感情の制御が非常に難しい状態であったそうです。そのせいで中王区から失敗作呼ばわりされています。しかも捨て駒扱いされており、中王区に並々ならぬ憎悪を向けている節があります。そんな彼ではありますが、中王区の命令を聞きながらもいくつかの出会いによりシブヤ・ディビジョンでデザイナーをやったりしていました。


更に中王区から支給される飴を食べていなければ生命を維持できないほど、遺伝子をさんざんいじくられています。いつも飴を食べているのはそのためです。


以前の記事で麻天狼のリーダーである寂雷とは第二回ディビジョンラップバトルが行われる前までは犬猿の仲だったと書きましたが、その理由は、助手に神奈備衢(読み:かんなびよつづじ)という青年がいるのですが、現在は昏睡状態に陥っており、今もシンジュク中央病院に入院しているのですが彼を昏睡状態に陥った理由が他ならぬ乱数であるため、悪行を重ねておきながら悪びれる様子も無く猫を被っているためか、かなり嫌っていました。


寂雷先生の苦手な食べ物として挙げられている「ドーナツ」も乱数の格言がオスカー・ワイルドの「楽観主義者はドーナツを見て、悲観主義者はその穴をみる」であることに由来しているかもしれません。ただ、本質においては変わり果てた彼への真実を求めていて、決して憎んでいる訳ではないことが分かります。


そして、現在は乱数本人から自分の出自や中王区についての話を聞いたため、事件の真相を知るためにも、ひいては衢を、果てには乱数を助けることを目的に活動しています。


続いては幻太郎について。幻太郎は以前から「彼には兄がいるのでは?」という噂と「幻太郎には『双子の』兄弟がいるのではないか?」という噂と「本名は夢野幻太郎ではないのでは?」という噂が流れていました。


根拠としては「マリオネットの孤独と涙と希望と」というドラマCDでチームメイトに「実は自分は『夢野幻太郎』ではない」という旨の台詞を言っていたことや「プロフィールで身長が帝統と同じ177センチで誕生日がエイプリルフールで有名な4月1日と色々出来すぎている」と言われていることや彼のスキルが相手を模倣するスキルであることや「幻太郎の一曲目のソロ曲であるシナリオライナーという曲は自身の事ではなく兄のことではないか」という点です。


兄がいる、という点は実は当たっていました。兄は政権交代前の言の葉党の数々の悪行を取材原稿として書き残していていましたが、それが原因で中王区に狙われてしまい、粛清され昏睡状態となってしまい入院しました。兄の前では素の状態になるそうで、「兄をこんな姿にさせた中王区の奴らを許していない。いつか中王区の奴らに復讐してやる。」という旨の事を話しているため、兄を家族として愛していることが分かりますし、中王区に対して並々ならぬ憎しみを持っていることも分かります。


何故双子の兄説が出ているのか、それは上記の通り、幻太郎がドラマCDで「夢野幻太郎」は本名ではないことを示唆していることやコピーのスキルであること、中王区が彼の兄を意識不明にさせたため、一卵性の双子なら顔がかなり似ているため兄になりすませることが可能であること、コミックスFPM編2巻において双子に関する伏線が強調されているからと言われています。


次は帝統について。帝統は初期の頃から「どこかの大企業の御曹司ではないか」、「大金持ちの息子では?」、「中王区言の葉党党首で内閣総理大臣である東方天乙統女の息子では?」といった噂が流れていました。根拠としては、御曹司は自己肯定力が低い傾向があり、乱数が帝統と初めて会った際、最初は「スリルを感じる方をやりたい」という理由で乱数からの誘いを断っていたこと、名字である有栖川の元?はおそらく「有栖川宮」です。有栖川宮は皇族の一家であることや、帝統(読み:だいす)という名前の元である「帝統(ていとう)」は「天子の血筋、皇統」という意味があり、天子とは中国の皇帝や日本の天皇の呼称であること、東方天乙統女の髪色が同じであること、ドラマトラックで独歩に対して「てめぇみてーな矜持も何もねえ奴に…」という発言をしており、矜持とは自信や誇りの意味の言葉であり、作家の幻太郎ではなくギャンブラーの帝統が発言したため、良いところに育てられたのではないか、という点が根拠でした。そして、東方天乙統女の息子であることがコミカライズ及びオフィシャルガイドブックにて判明しました。ちなみに、帝統の苗字はなぜ両親と違うのかというと、「帝統はこれから私がこれからなすことで危険が及ぶのを防ぐため」という理由で、乙統女の母方の有栖川家に引き取ってもらうことになったからです。


今回は以上です。