介護関係者の意見の中に

”医療と介護の連携”や

”介護職員の痰吸引”の

ことなどを例に上げて

「介護保険が医療重視になってきている」

「介護職員が医療の下働きをする」と、

否定的な考えを表明している

人たちがいます。


人には色々な考えがあるのは当然だし、

それを否定するつもりはありませんが、

「介護につかえる体のしくみとはたらき」 なんて、

モロ医療的なことを書いている身としては、

肩身が狭い思いです(苦笑)


ただ、

私がそんなブログを書く理由は

はっきりしているので、

書き記しておこうと思います。




私は学校を卒業してすぐ、

介護職としてはたらき、それ以後も

現在まで高齢者、障害者関係の仕事を

続けているわけですが、

そこで気づいたもののひとつは

「無力であってはいけない」

という気持ちです。


高齢者、障害者、いわゆる社会的弱者と

いわれる人たちの支援者として

「自分が力をつけなければ

支えることはできないのだ」

ということです。




始めの頃は勘違いしていました。

弱者の代弁者として、弱者の立場を

強者に伝えることが自分に与えられた

仕事だと思っていました。

それがすべて、と思っていました。


役所の人たちに、使いにくい制度の

不満をぶちまけたこともあります。


介護施設内でも、半分遊びみたいな

職員さんたちに、説教みたいなことを

していた思い出もあります。

「お年寄りたちを見てみろ、

そんなことじゃダメだろ!」って。


「正義の味方」ぶっていたんですよ(苦笑)




あ、誤解しないでくださいね。

医療重視に批判的な意見ををする人が

「正義の味方ぶっている」

ということではなく、若かりしの私が

青臭い正義感をふりかざして

(今思えば恥ずかしいことをしていた)と

単に回想しているだけですから。



では、どこでその考えが転換したか

ということを続きで書きたいと思います。


(つづく)



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