結婚式に特化したスピーチレッスン・マリアージュスピーチⓇ -8ページ目
披露宴の始まり。
主催者である新郎・新婦さんから
ゲストへ感謝を伝えるウェルカムスピーチ。

代表して、
新郎さんが行うケースが多いんです。
緊張しながらも、精一杯おもてなしの
気持ちを持って言葉を発することで
会場内もグッと和やかな雰囲気になります。
以前司会を担当した新郎さん。
ウェルカムスピーチの冒頭の一言に、
胸を打たれました。
今日はその様子をご紹介しますね。

この新郎さん。
マイクを手に取ってすぐに話始める・・・
と思いきや、しばし会場を見渡して
すぐに言葉を発しようとしなかったんです。
その様子を見ていたゲストも、
「どうした、大丈夫か?」
みたいな声なき声を発しているように
見えてきたその時。
「この席から、この光景を見ることを
ずっと待ち望んでいました」
冒頭の言葉がこれだったんです。
この冒頭の新郎さんの一言に
グッと心をつかまれていました。
そう、申し分のない「つかみ」
心から感じた思い。
それを一番緊張感の高まる
披露宴冒頭のスピーチで、
話し始めるまでの間をしっかりとって、
しかも高砂からの景色を味わってから
発した一言の重み。
多くを語らずとも、十分に想いが
伝わったんです。
自称「結婚式スピーチフェチ」の私も、
思わず司会台で感嘆の声が漏れちゃいました。
特に結婚式の場でのスピーチは、
「常套句」というものがあります。
ウェルカムスピーチであれば、
「本日はご多用のところ・・・」
みたいなものが常套句にあたります。
もちろん、これはこれで失礼な
言い回しではありません。
でも、どこかで
「聞いたことあるあいさつだなぁ・・・」
と感じることも事実です。
この新郎さんのように、
よく聞くウェルカムスピーチではない
始まり方だった時・・・。
前のめりに話を聞いてくれる
ゲストの様子が、
私には見て取れました。
この新郎さんのスピーチは、
冒頭のつかみの一言だけで
ゲストの期待感がさらに
増すようなそんな一言でしたよ!

スピーチって本当に奥が深い。
そのことを痛感させてもらえた
素敵なウェルカムスピーチでした。
本当に伝え方ひとつ、
言葉のチョイスひとつで
印象って変わりますよね。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。


先日司会を担当した披露宴で、
新郎さんのお父様の謝辞が
と~っても心に残ったんです。
お父様はこんなことを話されていました。
「北海道と九州と両家の親は
離れて暮らしています。
東京の地で新たな家庭を築き、
これから共に生きていくことを
決意したふたりに伝えたいことは
これだけです。
『とにかく幸せでいてください』
それが私たち両家の両親にとって
本当の意味での親孝行です」
離れて暮らす子供を案じながら、
紡がれたこの言葉。
きっと特別な言い回しではないのかも
しれません。
でも、それを話すお父様の言葉に
とんでもなく思いがこもっていて、
胸がジーンとしちゃいました。
何かこれまで恩返しのために、
あんなことやこんなことを
してあげたい。
子供から思う親孝行は、
そういうものかもしれません。
一転して親が思う本当の親孝行は、
子供が『幸せでいること』
本当にそういうものかもしれません。
人生の節目の大事な瞬間である
結婚式だからこそ、
シンプルに思いのこもった言葉の
力を感じました。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。


今はSNSで結婚式にまつわる情報が
日々飛び交う時代。
披露宴内での演出も、
本当に多種多様です。
突然ですが、
「格付けチェック」というと・・・
お正月にテレビで放送される
『芸能人格付けチェック』が
頭に浮かぶ、という方がいるのでは。
そう!最近披露宴でこの
「格付けチェック」を
ゲスト参加型の演出として
取り入れる新郎・新婦さんが
じわじわ増えているんです。
先日司会を担当した新郎・新婦さん。
とにかく
「笑いあり、涙なし披露宴にしたい!」
というたっての希望もあって、
ゲストに楽しんでもらえるようにと
「格付けチェック」
を取り入れたというわけなんです。
格付けチェックは、
テーブル対抗のチーム戦に。
・ワインの飲み比べ
・お肉の食べ比べ
という2問を出題。
正解したテーブルには1ポイント加算
というルールにされました。
肝心の格付けチェックは・・・
ワインもお肉も思ったよりも
正解テーブルが少なかったのが
意外な反応でしたよ~。
※ワインは微妙に形の違うグラスで
2種類を用意。
お肉も一つのお皿にAとBの
2種類が提供されていました。
※いかんせん司会進行が私のミッションのため、
盛り上がっている様子の写真は撮れず・・・
優勝テーブルには、
複数のプレゼントを抽選で決めて
贈呈していました。
格付けチェックは
食事に絡めたものだけではなく、
新郎・新婦さんの書いた絵や書道、
さらには幼少期の写真だったり
色んなバージョンでアレンジも可能です!
ゲストに準備の負担をかけたくない、
でも何かみんなで楽しめることがしたい!
そんな新郎・新婦さんには
ピッタリな演出かもしれませんね。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。


結婚式を無事に結んだ新郎・新婦さんに、
「一番緊張した瞬間はいつですか?」
と聞くと・・・
圧倒的に【挙式が始まる前】
とこたえる方がほんっっとうに多いんです。

私自身も、
緊張感たっぷりな新郎・新婦さんを
間近で見守ることも多いので、
少しでも緊張がほぐれるように
ちょっとした声掛けをしています。
私が実際に新郎・新婦さんに
お伝えしているリラックス方法を
ご紹介しますね。
結婚式にまつわる話でも、
全然関係のない他愛のない話でも、
会話の内容はなんでもOKです。
「緊張する~」と言葉にするだけでも、
少し心がほぐれたりするもの。
すごい単純なことなんですが、
普段通りの会話を二人ですることで
表情もほぐれてきてそれがひいては
リラックスに繋がっていきますよ。
この方法、
カメラマンさんに教えてもらったんですが、
挙式前の緊張感溢れる空気感の中でも
普段通りの会話を始めた途端に、
すごい自然な表情の写真が撮れるんですって。
合わせてさらにリラックスできる方法。
それは・・・
普段通りの会話を楽しみながら、
手を握ったり、腕を組んだりして
お互いのぬくもりを感じるのも、
リラックス方法としてはおススメですよ。

②身体を動かす
新郎さんがひとりで挙式入場の際、
手と足が同時に出てしまう・・・
それもこれも緊張ゆえです。
緊張すると、
無意識のうちに筋肉が固くなって
動きが不自然になるんですよね。
新郎さんは、首や肩を回したり、
その場で足踏みは超絶おススメです。
新婦さんは、ドレスを着ていると
新郎さんと同じように身体を動かすことが
難しいと思うので、
その際は手をグーパーグーパーをすると、
緊張がほぐれますよ~。
いかがでしょうか。
ビックリするくらい、
普通のことを私も綴っていますね(笑)
普段と違った緊張感に包まれる、
独特な雰囲気に満ち溢れた結婚式当日。
だからこそ、たいそうなことではなく、
こういったちょっとしたことが
リラックスに繋がりますよ。
これから結婚式という、
新郎・新婦さんに
拾える点があれば嬉しいです。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。


最近じわじわ増えている(塩沼調べ)
披露宴でのシャンパンタワー。
ケーキ入刀はありきたりだし、
ちょっと違ったことをしたい!
という新郎・新婦さんに
密かに人気です。
ピラミッド状に重ねたグラスに
シャンパンを注ぐのは、
「ふたりの未来が末永く積み重なって
続いていくように・・・」
そんな願いを込めて行ってもらう
セレモニーなんです。
今回私がお手伝いをした披露宴では、
純粋にシャンパンのみを注ぐ
シャンパンタワーでした。
7段積み上げられたグラスに、
新郎・新婦さんが1本ずつ
シャンパンを持って注ぎました。
結果はこんな感じ。
通常の大きさのシャンパン2本だと、
7段に積み上げられたグラスすべてに
シャンパンは行き渡らないんです。
かといって、
積み上げられたグラスすべてに
シャンパンを行き渡らせようとすると、
複数本のシャンパンを注がなくてはならず
それはそれで間延びしちゃうものなんです。
新郎・新婦さんが注ぐシャンパンが、
下に流れていく様子をゲストに
見守ってもらいながら、
「自分たちの幸福で、
周りの人も幸せにできますように」
という幸せのおすそ分けといった
意味合いもあるので、
ある程度のグラスが満たされればOK!
いずれにせよ、
グラスが積み上げられた様子は
見た目にもかなりインパクトがありますよ!
お酒がお好きだったり、
ケーキ入刀とはちょっと違った
演出を取り入れたい方に
「シャンパンタワー」
かなりおススメです!
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。



