結婚式に特化したスピーチレッスン・マリアージュスピーチⓇ -2ページ目
結婚式が好きすぎて、
さらにはそんな結婚式で
たくさんのスピーチを聞いてきた私。
いつの間にか、
並々ならぬスピーチへの
熱い想いを持つようになり、
しまいには結婚式に特化した
スピーチレッスンを始めちゃった私。
スピーチって、本当に披露宴の印象を
大きく左右する結構重要な要素なんですよ~。
ウェルカムスピーチって何ぞや
かつての日本の結婚式には、
仲人(なこうど)
※最近知らない人もいるワードなので、
念のため読み仮名をふってみました。
という存在の方がいました。
仲人は、
婚約から結婚まで取り仕切ったり、
両家の間を取り持つ・・・
そんな役目を担っていました。
披露宴ではその仲人が、
新郎・新婦さんのプロフィールや
なれそめを、ゲストへの感謝の言葉と
ともに話すというのが一般的でした。
ところが・・・今は仲人を立てる
という新郎・新婦さんはごくごく
少数となりました。
(かれこれ1,000件以上ウェディング司会を
している私でも、仲人ありの結婚式は
数件しかないんですよ~)
そこで、披露宴で仲人の代わりに
最初のあいさつをする人が必要に
なりました。
そのあいさつをホストである
新郎さんが担うケースが増え、
《ウェルカムスピーチ》と
名を変えて現在に至ります。
中には新郎さんだけではなく、
新婦さんも一言添えての
ウェルカムスピーチを
ホストの二人で!
というケースもあります。

ウェルカムスピーチの役割
ズバリ!
短い言葉で感謝を伝える
というのが一番大切な役割です。
いつもとは違ういでたちで、
緊張感に包まれている新郎・新婦さん。
しかも披露宴の冒頭は、
会場も静寂に包まれています。
そこで新郎・新婦さんからの声が
聞けると・・・会場の雰囲気も
すごくすごく和むんです!
まさに披露宴の印象を左右する
とても大切なスピーチが、
ウェルカムスピーチと言えます。
とはいえ・・・
短いスピーチゆえに、
・噛んでしまったり
・考えた文章が飛んじゃったり
予期せぬミスも起こりがちです。
でも、かえってそんなミスが
会場の張りつめた緊張感を
和らげてくれるんです。
だからこそ、ウェルカムスピーチをする
新郎さんにはあまり気負わず、
ゲストへの感謝やおもてなしの想いを
伝えてほしいなぁ・・・と
思っています。

私は個人的に、
緊張しながらも想いをしっかり届ける
ウェルカムスピーチをしている新郎さんを
見ていると、すごく微笑ましくなります。

ということで今日は、
ウェルカムスピーチの意味や
役割についてご紹介しました。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。


披露宴で、
ゲストに参加してもらえて盛り上がる演出。
それが、お色直しで新婦さんのドレスの色を
当ててもらう【ドレス色当てクイズ】です。

最近私が司会を担当する新郎・新婦さんは、
こんな感じでサイリウムを準備される方が
とっても多いんです。
ちなみに、↑の写真の準備をされた
新郎・新婦さんは、
ふたりの衣装の組み合わせを予想してもらい
新婦さんのドレスの候補となる4色の
サイリウムを用意されていました。
新郎・新婦さんがお色直し入場される前に
サイリウムを発光させてもらいます。
会場の扉が開く直前に照明を落とします。
ゲストには、手にしてもらっている
色とりどりのサイリウムを振ってもらうと
そこはさながらライブ会場のような雰囲気に
なるんです!

見事に当たりのサイリウムを引いたゲストには、
プレゼントを準備するとさらに盛り上がります。
ゲストに負担をかけずに、
かつ全員参加で盛り上がってもらえるのが
【ドレス色当てクイズ】
プレゼントをゲットしたゲストには、
『役得』としてお祝いのメッセージを
一言もらうなんていうのもありですよ!
これであればかしこまった「スピーチ」
という感じではなく、
自然にお祝いのコメントを
もらうことができますよ~。
司会者も、めいいっぱい
盛り上げて進行のお手伝いをすることで、
楽しい雰囲気になるこの演出。
新郎・新婦さんは、サイリウムや
プレゼント等準備することが多いものの、
準備した甲斐があったと思える
そんなひとときが過ごせますよ。
ということで今日は、
サイリウムを使ったドレス色当てクイズ
をご紹介しました。
これから結婚式という新郎・新婦さんに
何か拾える点があれば嬉しいです。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。


結婚式というちょっと非日常の空間で、
色々な方のスピーチを聞いている私。
以前、新郎さんの勤務先の社長さんの
されたスピーチが、
と~~~っても聞き心地良くて、
しかも「伝わるスピーチ」だったんです!

私が「伝わるスピーチ」だと感じた理由。
それは・・・
「新郎さんのご両親に向けて話していたから」
雰囲気としては「花嫁の手紙」に
近い感じだったというと、
少しその様子が伝わりますかね?
花嫁の手紙って、
新婦さんがその場にいる
ご自身のご両親に向けて、
これまでの感謝の想いを
話すものですよね。

特定の人に向けて伝えていることなのに、
それを聞いている人は
不思議と感動したり、
温かい気持ちになりますよね。
まさにそんな感じで
この社長さんは、
普段の会社での新郎さんの様子や
特筆すべきエピソードを、
新郎さんのご両親に伝えるような
話の仕方で終始スピーチを
されていたんです。
「特定の人に向けて話しているのに
なぜ伝わるスピーチなの?」
って思いますよね~。

結婚式のスピーチのように
大勢の前で話す時には、
その場にいる全員に向けて
「伝えよう」と思うものですよね。
色々な方のスピーチを聞いてきて
しみじみ思うことは、
「みんなに伝えようとするスピーチは、
なぜか伝わりにくい」
ことが往々にしてあるんです。
ところが、
その場にいる誰か一人に向けて話していくと、
ひいてはそれが全員の心を掴んだり
するものなんです。
それをこの社長さんは
すごく自然な感じでされていたので、
より一層伝わるスピーチに思えた
大きな由縁です。
披露宴の歓談中、私この社長さんと、
ちょっと話ができたんです。
思わず、
『とても新郎さんの人柄が
伝わるスピーチでした。
何か意識されたことってあるんですか?』
と質問してしまったんです。
そしたら、こう話してくれました。
『仕事柄、人前で話す機会が多いんですが、
全然慣れなくって。
それに、まぁ聞いてもらえないんですよ(笑)
そこで僕なりに色々考えたんです。
もし自分がスピーチを聞く立場だったら、
どんな話だったら思わず聞き入っちゃう
かなと思って。
そこで行き着いたのが、たくさんいる中で
たった一人の人に向けて話すこと!
だったんです。
新郎の親御さんに、彼の普段の会社での
様子とかを話してあげたら、
我が子ながら知らない一面を知れて
いいんじゃないかなと思いまして。
結果的に、司会の方にそんな風に
思ってもらえたなら、私のスピーチは
楽しんでもらえた証拠ですかね』

そんな思いでスピーチを用意されたことを
ご本人から直接伺うことができて、
色々納得しちゃいました。
逆説的ですが、
大勢に伝えようとするよりも、
たった一人に伝えようとした方が
結果的にはその場にいる人の印象に残る
スピーチになるんですよね。
まだまだ勉強になることに溢れていて、
スピーチって本当に奥深いんですよ!
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。


披露宴で新郎・新婦さんへの祝福の気持ちを
伝えるゲストスピーチ。
披露宴当日。
スピーチをするゲストの方に、
「私の立ち位置はどのあたりですか?」
と質問を受ける機会も多いんです。
そこで立ち位置をお伝えすると、
「うわっ、近いんですね!」
と結構な確率で言われるのが
この一言なんです。
披露宴が行われる会場は、
ホテルをはじめ、ゲストハウス、レストラン
様々なところがあり、それぞれの会場によって
規模感やレイアウトも様々です。
いずれにしても、
スピーチをする方の立ち位置は
新郎・新婦さんの座るメインテーブルに
結構近い位置にスタンドマイクは
置かれるものなんです。
結婚式に特化したスピーチレッスンを
している私は、
結婚式というある種独特の空間で
スピーチをする準備として、
当日のことを結構細かくお伝えしています。
そのうちの一つに、今日お伝えしている
《スピーチの立ち位置》についても
受講者さまに話をすると、やっぱり
「うわっ、新郎新婦の席に意外と近いんですね!」
と同じ反応をされる方も本当に多いんですよ。
人は知らないこと・初めてのことに対して
より不安を抱くものですよね。
できるだけそういった不安に思う要素を
可能な限り少なくした状態で、
スピーチ本番に臨めるのが
一番いいんじゃないかと常々思っている私。
細かすぎることかもしれませんが
いざ披露宴でスピーチをするとなった時、
自分がどんな状況の立ち位置で話をするのかを
あらかた知ったうえでイメージしておくことって
すご~~~く大切です。
ホテルの場合は、
新郎・新婦さんのメインテーブルが
舞台のように一段高いところに
設置されることもあります。
だとしても、意外と近いところでスピーチ
することに変わりはありません。
ということで、
披露宴でスピーチをする機会がある方が
知っているとちょっと安心できる
ややマニアックな話を綴ってみました。
必要な方に少しでも
拾える点があれば嬉しいです。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。


嫁ぐ娘から両親へ手渡される手紙。
結婚式当日。
その手紙を、大切に受け取るご両親。
その光景を見ているだけで、
手渡す側・受け取る側それぞれの
想いが交錯している瞬間が垣間見れて、
とても優しい気持ちになるんです。
今日はある方から聞いた、
結婚式後の花嫁の手紙について
綴っていきますね。

私がウェディング司会者として
仕事をしていることもあり、
プライベートで話す機会がある
方々とも、自然と結婚式の話に
なることが多いんです。
先日話をする機会のあった、
70代の女性。
娘さんが結婚をして
20年以上経つそう。
その方は今でも、
結婚式当日に娘さんからもらった手紙を
大切に保管されていることを
教えてくれました。
頻繁に読み返すことはなくても、
嫁ぐ娘から託された手紙は、
他の何とも代えがたいくらい
大切な宝物になっていることが
ひしひしと伝わってきたんです。
母と娘。
離れて暮らしていても、
互いに言いたいことを言い合いつつも、
いつも誰よりも一番に気に掛ける存在
なんですよね。
結婚式で、読む・読まないに関わらず、
娘から託される手紙は、
何よりも嬉しい記念の品になります。
年月が経っても大切に保管されて、
大切に扱われている話を聞いて、
あらためて結婚式当日に新婦さんから
手渡された手紙の未来を垣間見たようで、
すごく嬉しくなってしまいました。
手紙は何よりもの宝物。
受け取った母親目線で聞いた、
手紙の後日談に幸せな気持ちを
味わった私です。
時が経つほど書いた側にとっても、
受け取った側にとっても、
宝物になる花嫁の手紙。

結婚式後も大切に宝物のように
扱っている親御さんの話に、
あったかい気持ちになりました。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。



