ウェディング司会者として、
多くの新郎・新婦さんのなれそめを聞くと
しみじみ思うことがあります。
「出逢うべくして出逢われたんだ」と。
(今日はあえて「出逢う」という漢字を使います)
最近は結構な確率で「マッチングアプリ」
がきっかけという新郎・新婦さんが、
ほんっっっとうに多いんです。
新郎・新婦さんのお祝いのために
結婚式当日来てくれるゲストの雰囲気は、
なぜか両家共に何か似ている感じがあります。
便利なご時世となりましたが、
たまたまきっかけが「マッチングアプリ」
というだけで、
結局出逢うべき人には然るべきタイミングで
出逢うんだろうな・・・と、
あらためて思うのです、私。
人生における出逢いに関して、
私が大好きな言葉があります。
それは、哲学者 森信三氏の言葉です。
【人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。
しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。】
逢うべき人に出会えた新郎・新婦さんの
結婚式での幸せな姿を見ながら、
ここ最近この言葉がずっと思い浮かびます。
私が関わるのはほんの一瞬ですが、
最善のタイミングで出逢えた
新郎・新婦さんのこの先の幸せを
心から祈らずにはいられません。
ちなみに、森信三氏の言葉には
続きがあるんです。
【縁は求めざるには生ぜず。
内に求める心なくんば、
たとえその人の面前にありとも、
ついに縁は生ずるに到らずと知るべし。】
出逢いを「求める心」がなければ、
「縁」は成就することはないんですよね。
出逢いの軌跡と奇跡を目の当たりにしながら、
しみじみ思うことを綴ってみました。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。