多くの新郎・新婦さんと
披露宴の進行の打合せをする中で、
本当に色んな考え方や希望があって
毎回飽きずに楽しんでいる私。
そんな中で新郎・新婦さんから
よく聞く言葉があります。
それが・・・
『ゲストに楽しんでもらいたい』
これまでお世話になって、
これからも関係性を築いていきたい
大切な方を一堂に会する結婚式。
美味しい食事を食べてもらいながら、
飽きさせることなく、
間延びすることなく、
楽しんでもらいたい。
こと披露宴の進行内容は
おのおの異なっていても、
目指すべきところは同じだったりします。
中にはとにかく多くのゲストに
注目が集まるよう
・スピーチ
・余興
を「たくさん入れたい!」と
希望する新郎・新婦さんもいます。
もちろんこれはこれで、
楽しんでもらえる時間には
なるのですが、
あくまでも結婚式の【主催者】
視点からの考え方でもあります。
招かれるゲストの思いは
思っているよりもシンプル。
・直接お祝いの言葉を伝えて
思い出話をしたい
・一緒に写真を撮りたい
こんな感じで、演出そのものよりも
主役である新郎・新婦さんと
直接交流が持てる時間を
何よりも楽しみにされていたりします。
先日打合せをした新郎・新婦さん。
2時間30分の披露宴の中で、
・スピーチ4名
・友人にお願いした余興
・ふたりにまつわるクイズ
・各テーブルを回っての写真撮影
これらを盛り込みたいと希望。
正直すべてを盛り込むと・・・
ゲストが新郎・新婦さんと
個別にゆっくり話をしたりする時間は
ほぼ取ることができません。
そんな時に私がお伝えするのが、
『ゲスト視点で進行を考えてみる』
ということ。
「楽しませたい」の思いが溢れすぎると、
ゲストにとってはそれが裏目に感じる
ということも無きにしもあらずなんです。
お願いしたスピーチは、
「やっぱりいいです」と伝えるのは
難しい場合もありますが、
それを司会者から一問一答形式の
インタビューに変えれば、
時間もコンパクトになります。
こんな感じで、
限られた時間を有効活用できるよう
「ゲスト視点」で考えてもらったところ、
無理に色々しなくてもいいんだという
結論になって、
シンプルながらも新郎・新婦さんの
希望する披露宴進行に落ち着きました。
ということで、
これから結婚式を予定している
新郎・新婦さん。
あれこれやりたいことがあって
絞れなくなったら、
「ゲスト視点」で客観的に
ご自身の結婚式の内容を考える、
すごくおススメです!
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。