スピーチにまつわることを
あれこれ学んだり研究したりが
大好きな私。
そんなスピーチマニアの私が
考えるスピーチの一番基礎となり、
一番大切なものが【原稿】です。
原稿は、
「一言一句違わぬように
スピーチするためのツール」
ではなく、緊張の場面でも自分らしく
想いを伝えるための味方となる存在。
だからこそ、原稿の準備の仕方って
すごい大切。
中でもこれを一番大切にしてほしい
重要なポイントがあります。
それは・・・
【話し言葉で用意する】
ということなんです。
《原稿=書き言葉》になりますよね。
もちろん、それでも間違いはないんですが、
書き言葉では感情を込める文章には
なりにくいんですよね。
ちなみに、
私たちが日常的に使っている言葉。
会話する時・・・話し言葉(口語)
文章にする時・・・書き言葉(文語)
大きくわけてこの2種類を使い分けています。
スピーチの際に話し言葉がいい理由としては、
こんなことがあげられます。
・一文が短い
・方言などが混ざることがある
・やわらかい表現や感嘆詞が使われる
・直感的に聴き手が理解しやすい
・話しやすい
具体例があるとさらにわかりやすいですね。
例えば・・・
話し言葉/どっち 書き言葉/どちら
話し言葉/ちゃんと 書き言葉/きちんと
話し言葉/いっぱい 書き言葉/多く・多分
とはいえ、最初から話したい内容を
話し言葉にして原稿を用意するというのも
中々至難の業です。
そこでおススメなのは、
・一旦書き言葉で原稿を用意する
・書き上げたものを読みながら、
話し言葉として自然な言い回しに変えていく
こんなプロセスを経ていくと、
いいのではないでしょうか。
より、感情や想いを込めて言葉を届ける
スピーチにするために、
準備の段階でできるちょっとした工夫を
ご紹介してみました。
必要な方に拾える点があれば嬉しいです。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。