先日司会を担当した披露宴。
友人代表でスピーチをした方が、
途中言葉がつまる瞬間が何度かありました。
それでも何とかスピーチは結べましたが、
ちょっとバツが悪そうにしていました。
お開き後「スピーチありがとうございました」
と、お声がけしたところこんな話をしてくれました。
『「スピーチ 期待してるよ!よろしく!」
って言われていたこともあって、
原稿もしっかり用意して覚えたんです。
でも、見事に覚えていたことが飛びました。
字面で記憶しているだけで、
声に出して練習しなかったからですかね。
もっとうまくやれると思ったんですが、
時間を戻せるなら準備からやり直したいです』
この話を聞きながら、
【スピーチで言葉がつまる原因】
を端的に言ってくれていることに気付きました。
①原稿丸暗記
②声に出して練習しなかった
この2点がスピーチ中に言葉がつまる原因
になっていたようです。
①原稿丸暗記
一見良さそうに思えるこの方法。
一言一句すべて暗記したつもりでも、
途中でほんのちょっと表現をアレンジすると
途端に次の言葉が出てこなくなるんです。
まさに「言葉だけを覚える弊害」です。
私もスピーチレッスンの際に、
「何も見ないで話します」という
受講者さまには、
【原稿丸暗記】はおススメしていません。
できれば話すことの情景を脳内で
映像化して流れをつかむ準備をすると、
言葉につまることはなくなります。
不安であれば、
「話す内容を箇条書きにしたメモ」
を手元に持っておくだけで安心感があります。
②声に出して練習しなかった
これも言葉につまる原因あるあるなんです。
頭で覚えたつもりでいても、
本番はそれを声に出して
はじめてスピーチとなります。
原稿を目で追いながら、
ささやくようにちょっとブツブツ
声に出して練習。
これだと言葉につまりやすくなります。
事前練習は【声に出す】ことで、
身体に話すことを覚えさせる効果があります。
スピーチが結んだあと、
若干の後悔を抱えている方とこうして話をすると、
スピーチ準備や練習のコツがあらためて再発見できます。
スピーチで言葉がつまらないための準備。
・原稿を丸暗記しない
・話すことの情景を脳内で映像化して流れをつかむ
・声に出して練習する
この方法本当におススメですよ~。
結婚式のみならず、
人前でスピーチや話をする際、
頭の片隅にちょっと覚えておくと
あなたの力になるかもしれません。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。