最近の披露宴の傾向として、
「ゲストとゆっくり話せる時間を取りたい」
という理由から、
余興などは入れずに歓談の時間を
たっぷり取る新郎・新婦さんが
増えているんです。
実際に私が司会を担当する披露宴でも、
歓談中心の進行を組むことが
本当に多くなりました。
理由としては・・・
・余興やスピーチをお願いするのは気を遣う
・食事を楽しんでもらってくつろいでほしい
・自分たちがゲストとして結婚式に列席して、
思ったよりも新郎・新婦さんと話せなかった
という実体験がある
などなどの声がよく聞かれます。
特に、新郎・新婦さんがメインテーブルにいる
状態での歓談を多めに取る場合、
ちょっとした盲点があるんです。
盲点①
ゲストによって、
メインテーブルでの滞在時間が異なる。
次に待っているゲストの様子を察知して
気を遣い、早目に切り上げる方もいれば、
まったく気にせず長々と滞在する方もいます。
楽しそうにされていることもあり、
関わっているスタッフはおろか、
待っているゲストも
声をかけにくかったりします。
盲点②
メインテーブルから離れて座っている
親族が行き来しにくい
親族中心の披露宴であれば
そこまで気兼ねしなくてもいいのですが、
職場や友人の方が多く集っていると
親族は結構遠慮しがちになります。
これらの盲点。
主役である新郎・新婦さんは、
メインテーブルに次々に来てくれる
ゲストとの時間を過ごしているために、
意外と気付きにくかったりするものなんです。
そこで!
色んな披露宴の現場を見てきた司会者目線で、
この盲点を解決する方法をご提案しちゃいます。
(すごいハードルを上げる物言いをしましたが、
とっても簡単な方法です)
それは・・・
新郎新婦さんがゲストのテーブルへ出向く
ラウンドの時間を取る!
ということ。
ラウンドというと、
新郎・新婦さんがお色直し後に
各テーブルを回りゲストと写真を撮る
「フォトラウンド」が一般的です。
「フォトラウンド=写真撮影だけの時間」
と思われがちなんですが、侮るなかれ。
実は、
すべてのテーブルのゲストと歓談できる、
めちゃくちゃ貴重な時間なんです。
そして一番大きなメリットが、
会場スタッフが各ゲストテーブルでの
歓談時間を、客観的視点で区切ってくれること。
新郎・新婦さんが、
すべてのテーブルのゲストと
均等に歓談の時間が取れるように、
頃合いを見て次のテーブルへの
移動を促してくれます。
これであれば、
メインテーブルから
離れた席にいる親族とも、
他のテーブル同様に新郎・新婦さんとの
歓談の時間を楽しめます。
ゲストにとっては、
メインテーブルにどのタイミングで
行ったらよいのかと
ソワソワすることもなく、
ゆっくりと食事をしながら
新郎・新婦さんが来てくれるのを
待つこともできます。
いかがでしたでしょうか?
いつものごとく、
披露宴のリアルな現場を知るからこそ
思わずお伝えしたくなっちゃうことを
熱量たっぷりに綴ってみました。
これから結婚式を迎える新郎・新婦さん。
歓談中心の披露宴にする場合には、
【ラウンド】をもれなく進行に入れて、
貴重な時間をたのしんでくださいね。
きっと何よりも思い出に残る時間に
なりますよ~。
本日も結びまでお読みいただき、
ありがとうございます。