披露宴の結び。
新郎さんからお礼のあいさつをする謝辞。
これまで謝辞について私は
あれやこれやと綴ってきましたが、
意外と大事な準備はこれ!と、
あらためて思ったことがあるんです。
それは・・・
「声に出す」という準備。
当たり前すぎるかもしれないんですが、
意外とこの準備を忘れてしまいがちなんです。
というのも、
あいさつの内容を考えて、
それを紙に書き記して、
「よし準備万端!」
としてしまう方、結構います。
というのも、
書き記したものを自分が言葉にして
発すると・・・
・言いにくい言葉
・間を取る箇所
・見本を見て書いたから読み方がわからない
↑意外かもしれませんが、
結構よくあることなんです。
先日も、新婦さんがあらかじめ
書き記した謝辞を読む新郎さんがいました。
あらかじめ字面を追ってはいたものの、
一切声に出していなかった新郎さん。
謝辞本番では、普段使い慣れない漢字の
読み方がわからなかったり、
噛みやすい言葉が連発していたりと、
すっかりあいさつがグダグダに
なってしまったんです。
披露宴後、この新郎さんは
こんなことを話してくれました。
「時間を戻せるなら、
昨日の自分に言ってやりたいです。
『ちゃんと声に出して読んでおけ!』
一番大事な準備を忘れていました」
ということで、これから披露宴を迎える
という新郎さん。
謝辞の準備は、
話す内容を考えて、書き記した後は
【声に出す】
もぜひ付け加えてくださいね。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。