ウェディング司会者の仕事をしていると、
「言葉って本当に生きものだわぁ・・・」と、
痛感することが本当に多いんです。
非日常の最たる空間である結婚式。
その進行を司る私の言葉次第で、
空間がまるで違ったものになったりします。
もちろん予定調和通りの進行ができればよいのですが、
そうもいかないのが結婚式当日だったりします。
司会者である私が、
どんな言い回しで
新郎・新婦さんの希望された進行を
進めていくのかを少しでも
感じてもらえたらいいな・・・って、
思っているんです。
だからこそできる限り打合せの際に、
実際の言い回しを交えて
「こんな感じで進行します」と、
当日がイメージできるように話すことを
めちゃくちゃ大事にしています。
日頃からそういうことを意識しているからか、
「言葉のニュアンス」って
本当に重要だわ!と、
痛感しているんですよ。
あらためて「ニュアンス」
の意味を調べちゃいました。
「ニュアンス」とは、
・言葉に含まれる微妙な意味合い
・言葉の外で受け止められる話し手の意図
これらを意味するフランス語なんだそう。
話し手の言葉のニュアンスと、
聞き手が受け取る言葉の
ニュアンスが違う、
というのは日常会話の中でも
よくあることですよね。
それがましてや、
私のように一対多数で
話をする立場となると、
言葉選び一つで本来伝わるはずの言葉も
ニュアンスでまったく変わってしまいます。
こと、結婚式においての司会者の役割は、
「新郎・新婦さんの気持ちの代弁者」
という側面も大いにあるんです。
だからこそ、打合せの際に可能な限り、
言葉のニュアンスに食い違いがないように
わかったつもりにならずに、
思っていることを丁寧に聞いたり
それをその場で言葉にしたりするのは、
本当に本当に何よりも大切なことなんですよね。
先日ちょっと反省するようなことがあって、
自戒を込めて今日の記事を綴っております。
言葉は生きものであるからこそ、
相手の発する言葉のニュアンスを
ちゃんと汲み取って、
それをわかりやすく言葉にする。
どれだけウェディング司会者として
経験を積んでいても、
まだまだ勉強することが盛りだくさんです。
ということで今日は、
若干私のひとりごとな話になりましたが、
言葉のニュアンスの奥深さについて
最近感じた話を綴ってみました。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。