披露宴の結び前。
新婦さんから両親への感謝の気持ちを伝える
【花嫁の手紙】
先日打合せをした新婦さんから、
こんな相談を受けました。
「これまで友人の結婚式に出席して、
手紙を読む場所が両親から遠いのは
なんでなんだろう?って、
ずっと疑問だったんです。
私は両親の近くで手紙を読みたいんですが、
それって可能ですか?」
基本的に披露宴で新婦さんが手紙を
読む場所は、
《メインテーブル前》というのが
一番多いパターンです。
そして親御さんが立つのは、
会場の下座(出入りする扉の前)
なので、間にゲストを挟んだうえで
親御さんへ言葉を届けるという
状態になります。
結婚式のみならず、
なんとなくそれぞれの業界での
《定番》ってありますよね。
私はこの新婦さんから受けた相談で、
「はっ」としたんです。
あくまでも手紙を読む立ち位置は、
会場側の《定番》で自然と決まっています。
もちろんそれでも進行をしていくうえで
問題があるわけではないのですが・・・。
実際に手紙を読んだ新婦さんの感想として、
・両親の表情が見えなかった
・スポットライトの眩しさで、
そもそも両親がどこに立っているのかも
よくわからなかった
・ちゃんと両親の目を見て読みたかった
こういうお声があるのも事実。
司会台から新婦さんが手紙を読む様子を
見ている私自身も、
新婦さんの表情を窺いながら
その対極にいる親御さんの様子を見ているので、
あちこち視線を動かしている印象はあります。
ちなみにこの新婦さんは
プランナーさんとも相談の結果、
親御さんの立ち位置の近くに行って
手紙を読んでもらうことになりました。
この新婦さんのように、
ご自身が感じた違和感を
伝えてくれると、
プランナーさんや司会者も
出来得る限りの提案が可能です。
これから披露宴で手紙を読む予定の
新婦さん。
「両親の近くで手紙を読みたい!」
そう思ったら、ぜひプランナーさんや
司会者に相談してみてくださいね。
おせっかいな司会者からの
ちょっとした提案でした。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。