披露宴結びで、両家代表として新郎さんのお父様が
挨拶をする謝辞。
先日司会を担当した際、
お父様の謝辞がすごく素敵だったんです。
ひとしきりゲストに向けて感謝の気持ちを
伝えられた後・・・。
「皆様に背中を向けることをご容赦ください」
そういって、両家お母様の方へ向きを変えました。
「ずっと言おう・伝えようと思いながら、
感謝の気持ちを言葉にできずにいました。
この場を借りてふたりの母へ
お礼を言わせてください。
あなたたちの力がなければ、
このふたりはこんなに立派に
成長した姿にはなっていません。
愛情をかけ、手をかけ、
産み育ててくれたことを
本当に感謝しています。
ありがとうございます」
新郎さんのお父様のこの言葉に、
ジーンとしちゃいました。
日頃から、感謝の気持ちを伝えることが
できればもちろんそれに越したことは
ありません。
でもね、私思うんです。
結婚式という新郎・新婦さんにとっての
人生の節目となる場で、
かつふたりにとってゆかりのある大切な方が
一堂に会する空間で伝えるからこそ、
その想いはいつも以上に印象深く
届くのではないかと。
父から贈る母への感謝の気持ち。
本当に本当に心がこもっていて
素敵な謝辞でした。
例文にはない、
このお父様だからこそ紡げた言葉に
胸を打たれました。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。