結婚式という非日常の空間で
仕事をしている私。
ホテルをはじめ、
華やかな雰囲気の中に身を置くため、
自分の立ち居振る舞いには
自戒を込めてできるだけ気を付けるように
しているんです。
とはいえ、
私も色々やらかしておりまして・・・。
特に「物音」。
落ち着いて冷静な時には
気がまわるのですが、
ひとたび慌てるような状況になると
気遣いがスコーンと抜けちゃうんですよね。
先日、ある会場の方にズバリそのことを
指摘してもらいました。
会場内の床がフローリングだったのですが、
披露宴開宴前でちょっと慌てていた私。
”カツカツ”とヒールの音を発しながら
歩いていたようなんです。
静かな中に響く私の足音。
見かねた会場の女性責任者の方に、
「ヒールの音。気を付けましょう」
と注意される始末。
この時に、無意識に自分のしていることの
怖さを思い知ったんですよね。
大人になると、ましてや私のように
同じ仕事を長いことしていると、
注意してもらう機会って本当にないんです。
そこでふと思ったことがあるんです。
ワタシ、結構人間観察が好きでして。
特に美しい方の立ち居振る舞いには、
常にアンテナを張っているんですよ。
そういう方の共通点。
それは、
物音を立てない。
私が指摘を受けた
歩く時の靴の音だったり、
ドアの開け閉めの音だったり、
パソコンを使う際のキーボードを
叩く音だったり。
とかく「音」が出がちな仕草・動作に関して、
最低限の音、もしくはほとんど音を立てない
立ち居振る舞いや動作をされているんです。
いくら外見を綺麗にしていても、
その人本来の持つあり方は
意外と無意識のうちに出る
何気ない仕草や立ち居振る舞いに
現れてしまうものなんですよね。
久々に、自分の発する「音」を
指摘をしてもらえたことで、
原点に立ち返ることができました。
今日の話は、ついつい忘れがちな
私自身への自戒を相当込めて綴ってみました。
年齢を重ねるほどに、
仕事でも経験を重ねるほどに、
所作や立ち居振る舞いも
丁寧に美しくありたいものです。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。