コロナ禍の昨今。
新郎・新婦さんが、
これまでの結婚式では全くもって
気に留めなくてよかったことを
色々気にしなくてはいけない…
なんとも難儀なご時世です。
そういったこともあり、私たち司会者も、
新郎・新婦さんの意向をしっかり
確認したうえで、様々なアナウンスを
入れているんです。
ということで今日は、
【言い方一つで印象が変わります】
と題して綴っていきますね。
最近、新郎・新婦さんから
「披露宴中の親御様から
ゲストへのお酌&挨拶まわり」
について、よく相談を受けるんです。
これまでの結婚式であれば、
「歓談中に両家の親御様が各卓へ伺って
お酌をしながらご挨拶をして回る」
という光景が一般的でした。
しーかーしー、人と人との間に
「適度な距離」が求められる今。
親御様が歓談中に、
不用意にゲストの席に
お酌や挨拶に行くのは
かえって失礼なのでは??
という考え方も出てきたんです。
ちなみに…会場によっては
「お酌はご遠慮ください」
と案内しているところも
あるほどなんですよ〜。
そこで、
今日のタイトルの話に繋がるんです!
そう!
言い方一つで一見ネガティブなことも、
ポジティブなものに感じられるんですよ。
例えば…
親御様から歓談中の
お酌や挨拶を割愛したい時。
私はこんな言い方で
アナウンスしています。
「披露宴歓談の際、
本来であればご両家の親御様が
皆さまのテーブルに伺って
お酌やご挨拶をしたいところです。
しかしながらこういったご時世につき、
皆さまに安心してひととときを
お過ごしいただきたいとの意向から、
披露宴中のお酌やご挨拶を
割愛させていただきます。
披露宴お開きの後、
皆さまをお見送りする際にあらためて
ご両家親御様からご挨拶をいたします。
どうぞご承知おきください」
これは一例ですが、
要は
「親御様はテーブルに挨拶に行きません」
ということを伝えたいだけなんですが、
この言い方ではあまりにも
冷たい感じですよね。
でも、↑のような言い方であれば、
ゲストに配慮して
「こういうスタイルにしている」と、
好意的に取ってもらえる
言い方になるんです!
実際に、
「こんな風にアナウンスをしますよ」
と、新郎・新婦さんに伝えると、
「言い方一つで印象が変わりますね!」
と言ってもらえて、安心しています。
これはほんの一例ですが、
一見マイナスに思えることも
言い方・伝え方一つで
聞き手の印象って変わるものですよね。
特に今は、ただでさえネガティブに
なってしまうようなことが
溢れかえっています。
一つのことも色々な側面から見て、
少しでもポジティブに捉えられる
そんな表現を使っていこうと、
常々思っている私です。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。