昨日は、
と題して、和菓子のウェディングケーキ
にまつわるお話をご紹介しました。
もう一つ私の中で、
5月になると思い出す結婚式が
あるんですよ~。
3年前の5月にお手伝いした結婚式。
(いまだに鮮明に記憶があります)
新郎・新婦さんの希望で、
人前式をする前、両家のご両親に向けて
ちょっとしたサプライズをされました。
挙式前、両家のご両親を
チャペルへご案内しました。
そこに新郎・新婦さんが登場。
その後、新郎さん、新婦さんの順に、
ご自身のご両親に向けての
手紙を読むというサプライズ。
一般的に結婚式で「手紙」というと、
『花嫁の手紙』に代表されるように、
披露宴結びのシーンでゲストの前で
感謝の想いを綴った手紙を読む
という光景が思い浮かびますよね。
この新婦さんは元々、披露宴内では
手紙を読まないと決めていました。
あえて、挙式前にご両親に向けて
手紙を読む時間を取りたいと
希望された理由を、こんな風に
打合せの時に話してくれました。
『私たちがこの結婚式で、
誰よりも感謝を伝えたいのが
両親なんです。
結婚式当日をどんな想いで迎えて、
どれだけ感謝をしているか、
ということ。
それを挙式が始まる前に、
私たちと両家の両親だけの時間で、
手紙を読み、想いをしっかりと
伝えてから挙式に臨みたい!
そう思ったんです。』
こんな風に話されていました。
そして迎えた結婚式当日。
新郎・新婦さんの素直な
想いのこもった手紙に、
ご両家の両親も涙を流されていました。
まさに《家族式》と呼ぶにふさわしい、
とても優しい幸せに満ちた空間に
なっていました。
私をはじめ、スタッフはチャペルの隅で
こっそり様子を見ていたのですが、
本当に涙をこらえるのが大変でした。
両家のご両親からも、新郎新婦さんへの
お祝いのメッセージも伝えていただき、
我が子の結婚式への想いが
さらに深まるようなひとときでしたよ~。
この光景がすごく印象的で、
新緑の季節5月になると思い出す
結婚式になっているんです。
ということで今日も、
【5月になると思い出す結婚式② 】
と題してご紹介しました。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。