司会者がミタ!結婚式演出実例・水合わせの儀 | 結婚式に特化したスピーチレッスン・マリアージュスピーチⓇ

結婚式に特化したスピーチレッスン・マリアージュスピーチⓇ

ウェディング司会経験数1000組以上。
結婚式に特化したスピーチレッスン・マリアージュスピーチⓇを主宰しています。
司会者だからこそ見える、スピーチ、話し方のコツ、結婚式のこと、などなど・・・をお伝えしています。

同じ演出、定番の演出であっても、

それぞれの新郎・新婦さんによって、

さり気なく個性が出ます。

 

 

定番からちょっと変わり種まで、

毎回一つのテーマに絞って

今日もご紹介していきますね。

 

 

今日は、結婚があらためて

「家と家の繋がりの儀式」

であることが感じられる、

【水合わせの儀】の演出実例。

 

 

 

 

 

まず【水合わせの儀】とは、

何ぞや?という方、いますよね?

 

 

これは、

古代から伝わる結婚式の儀式の一つ。

 

 

新郎新婦の実家から汲んできた水を、

一つの盃に注ぎ合わせて

飲む儀式です。

 

 

由来には諸説あるのですが、

新郎新婦がお互いに、

違う家族・違う地方・違う環境

で過ごしてきたことを

互いの実家の水で表します。

 

 

日本では古くから「水=家」

の考え方があり、

「水を合わせる」は

「それぞれの家を一つにする」

と言えます。

 

 

それぞれの環境で育ってきた二人が、

その違いを乗り越えて一つになり、

これから新たな家庭を築いて

いけるように・・・

 

 

そんな願いを込めて

おこなう儀式です。

 

 

結婚式の演出として

入れるタイミングは…

どのシーンでもOKなんです!

 

 

これまで色々なバージョンを

見てきた中で、その一例を

ご紹介しますね。

 

 

・お銚子に入れた両家の水を

   盃に合わせる。

(和装での人前式や披露宴内で

取り入れるとすごく素敵です)

 

・水の代わりに、

 二人が生まれ育った地元のお酒を

 合わせる。

(お酒が好きな新郎・新婦さんが

取り入れたりしてました)

 

・土鍋に入ったお米に、

   両家の実家の水を注ぐ。

   この水で炊いたご飯を

   ゲストの皆様へ振る舞う。

(水合わせをして炊いたご飯が

食べられるとあって、ゲストも

とても喜んでいました)

 

・記念樹の苗木を用意して、

そこに両家の実家の水を注ぐ。

(あらかじめ土をゲストに入れて

もらうと、参加してもらえる儀式に

なります。

↑写真は桜の苗木です。)

 

・フルーツの入った瓶にお酒を

注いで果実酒にしたり、

サイダーを注いでフルーツポンチ

にする水合わせの儀

(披露宴中にゲストに振る舞う

こともできますよ)

 

・透明な2色の液体を注いで

化学反応を起こして発光させる。

(テーブルラウンド内の演出にすると、

会場内が幻想的な雰囲気に!)

 

 

一例と言いながら、あれやこれやと

結構出てきます。

 

 

水を合わせる儀式と一口に言っても、

色んな演出方法があります。

 

 

「水」にとらわれすぎなければ、

歓談中心の結婚式にしたいという

新郎・新婦さんにも、

取り入れやすいかもしれませんね。

 

 

ということで、今日は

【水合わせの儀】について

ご紹介しました。

 

 

本日も結びまでお読みいただいて

ありがとうございます。