偶然にも先週末打合せをした
3組の新郎新婦さんが、
皆さん「水合わせの義」を
挙式や披露宴で入れることを
希望されていました。
水合わせの義とは・・・
古代から伝わる儀式の一つ。
新郎新婦の実家から汲んできた
水を一つの盃に注ぎ合わせて
飲む儀式。
由来には諸説あるのですが、
新郎新婦がお互いに、
違う家族・違う地方・違う環境
で過ごしてきたことを
互いの実家の水で表します。
日本では古くから「水=家」
の考え方があり、
「水を合わせる」は
「それぞれの家を一つにする」
と言えます。
それぞれの環境で育ってきた二人が、
その違いを乗り越えて一つになり、
これから新たな家庭を築いて
いけるように・・・
そんな願いを込めておこなう儀式です。
そんな水合わせの義。
結婚式では色々な取り入れ方が
あります。
打合せをした3組の新郎新婦さんも、
三者三様の水合わせの義をされます。
植物の苗を用意し、
そこに両家の実家の水を注ぐ方。
土鍋に入ったお米に、
両家の実家の水を注ぎ、
炊き立てのご飯をゲストの皆様へ
振る舞うという方。
少しアレンジ版ではありますが・・・
果物の入った瓶の中に、
新郎新婦さんがお酒を注ぎ、
記念の果実酒作りをする方。
どの新郎新婦さんも、
自分達らしく家と家との結びつきを
水合わせの義として願いを込めたい、
と趣向をこらして考えていたのが
印象的でした。
本当に結婚式はどれ一つとして
同じものはありません。
だからこそいつも新鮮な気持ちで、
お手伝いをさせてもらっています。
個人的には両家の水を合わせて
お米を炊くという、水合わせの義は
初体験なので、とっても楽しみです!