水合わせの義 | 結婚式に特化したスピーチレッスン・マリアージュスピーチⓇ

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ウェディング司会経験数1000組以上。
結婚式に特化したスピーチレッスン・マリアージュスピーチⓇを主宰しています。
司会者だからこそ見える、スピーチ、話し方のコツ、結婚式のこと、などなど・・・をお伝えしています。

偶然にも先週末打合せをした

3組の新郎新婦さんが、

皆さん「水合わせの義」を

挙式や披露宴で入れることを

希望されていました。

 

 

 

 

水合わせの義とは・・・

古代から伝わる儀式の一つ。

新郎新婦の実家から汲んできた

水を一つの盃に注ぎ合わせて

飲む儀式。

 

 

 

 

 

 

由来には諸説あるのですが、

新郎新婦がお互いに、

違う家族・違う地方・違う環境

で過ごしてきたことを

互いの実家の水で表します。

 

日本では古くから「水=家」

の考え方があり、

「水を合わせる」は

「それぞれの家を一つにする」

と言えます。

 

それぞれの環境で育ってきた二人が、

その違いを乗り越えて一つになり、

これから新たな家庭を築いて

いけるように・・・

 

そんな願いを込めておこなう儀式です。

 

 

 

 

 

 

そんな水合わせの義。

結婚式では色々な取り入れ方が

あります。

 

 

 

 

 

 

打合せをした3組の新郎新婦さんも、

三者三様の水合わせの義をされます。

 

 

 

 

 

 

植物の苗を用意し、

そこに両家の実家の水を注ぐ方。

 

土鍋に入ったお米に、

両家の実家の水を注ぎ、

炊き立てのご飯をゲストの皆様へ

振る舞うという方。

 

少しアレンジ版ではありますが・・・

果物の入った瓶の中に、

新郎新婦さんがお酒を注ぎ、

記念の果実酒作りをする方。

 

 

 

 

 

 

どの新郎新婦さんも、

自分達らしく家と家との結びつきを

水合わせの義として願いを込めたい、

と趣向をこらして考えていたのが

印象的でした。

 

 

 

 

 

 

 

本当に結婚式はどれ一つとして

同じものはありません。

 

 

 

 

 

 

だからこそいつも新鮮な気持ちで、

お手伝いをさせてもらっています。

 

 

 

 

 

 

個人的には両家の水を合わせて

お米を炊くという、水合わせの義は

初体験なので、とっても楽しみです!