結婚式に特化したスピーチレッスン・マリアージュスピーチⓇ
披露宴のはじまり。
新郎さんもしくは新郎・新婦さんから
ゲストへのお礼や披露宴の趣旨などを
伝える「ウェルカムスピーチ」

最近の披露宴では、
ほとんどの新郎・新婦さんが
進行に組み込んでいます。
いつもと違う雰囲気の衣裳に
身を包んだふたりから、
直接言葉を届けるのって
やっぱりいいものです。
以前司会を担当した新郎・新婦さん。
このウェルカムスピーチと共に、
【ゲスト紹介】
をされたんです。
ゲスト紹介と言っても、
一人一人のことをじっくりと
紹介するということではなく、
テーブルごとにどんなゲストなのかを
エピソードを交えてという感じで
紹介されていました。
友人・親族中心の披露宴
ということもあって、
この紹介がめちゃくちゃ
盛り上がったんです!
例えばこんな感じ。
「こちらは、私の中学からの友人です。
一貫校で過ごした6年間。
彼らがいたから卒業できた、
と言っても言い過ぎではないくらい
もはやなくてはならない存在です。
今や住む場所も働いているところも違いますが、
定期的に会う居心地の良い友人です。
こちらは、私の大学時代のゼミの先輩です。
なぜか同級生は陰キャが多く、
陽キャ揃いの先輩の方が気が合って
大学時代はしょっちゅう一緒にいました。
特に女子の先輩が「できる」方が多く、
私が新婦と登山をして、山頂でプロポーズする!
という計画を、見事に一刀両断してくれました。
おかげでオシャレなレストランで、
のちの人生ずっと感謝され続けられるであろう
思い出深いプロポーズができました」

こんな感じで1テーブルずつ
ちょっとしたエピソードを交えて
紹介されていました。
いくら友人・親族のみの披露宴といえども、
どうしても披露宴の始まりは緊張感が漂います。
そこで、こんな感じのゲスト紹介が
新郎・新婦さんからあることで、
一気に和やかなムードになりました。
この紹介。
意外なことに一番喜んでいたのが、
両家の親御さんだったんです。
披露宴の歓談中に
ゲストのテーブルへあいさつ回りを
している時も、
冒頭のゲスト紹介が話すきっかけになり
親御さんとゲストの話もかなり弾んでいました。
アットホームな披露宴を
望んでいる新郎・新婦さんに、
密かにおススメしたい
ウェルカムスピーチと共に
【ゲスト紹介】です!
披露宴の始まりが和やかになり、
粋な演出になりますよ~。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。


披露宴に欠かせない乾杯。
ちなみに・・・
・乾杯までは披露式
(セレモニー的時間)
・乾杯からは披露宴
(食事や飲み物の提供が始まる)
というわけで乾杯は、
大切な節目のシーンなんですよ~。
乾杯酒に使われるのは、
シャンパンやスパークリングワイン。

シャンパンにはこんな3つの意味が、
込められているんですよ~。
①幸せ
シャンパンはグラスに注ぐと、
下から上に泡が上がりますよね。
その様子から、
「幸せが止まることなくずっと続く」
という意味があるんですよ。
②天使の拍手
シャンパンが注がれたグラスからは、
「パチパチ」と泡が弾ける音が
聞こえてきますよね。
これが「天使の拍手」という
言い伝えがあって、
「ふたりの幸せを
天使が祝福している」
そんな意味があります。
天使の拍手には、
魔除けのチカラがあるらしいですよ。
③星を飲む
シャンパンの無数にも及ぶ泡。
その泡は「星」に例えられていて、
シャンパンを飲むことは
「星を飲む」とも言うんです。

いかがでしょうか。
結婚式というお祝いの場で
シャンパンが振る舞われるのは、
こんな素敵な意味があるんですよね。
ちなみに・・・
結婚式の乾杯酒に使われているのは、
「シャンパン」
もしくは
「スパークリングワイン」
です。
私ね、結婚式の仕事に関わるまで、
なんでもかんでも泡が出てたら
「シャンパン」
だと思い込んでました(笑)
ご存知の方もいるかもしれませんが、
スパークリングワインの中でも、
フランスのシャンパーニュ地方で作られ、
フランスのワインの法律に規定
された条件を満たしたものだけが、
「シャンパン」と名乗れるんですって!
色々奥が深いですね。

ということで今日は、
シャンパンにまつわる話を
あれこれ綴ってみました。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。


ウェディング司会者として、
数多くの新郎・新婦さんの
様子を間近に見ている私。
特に新婦さんは、
選び抜いた美しい衣装に
身を包んでいるからこそ、
ちょっとした仕草を意識しておくだけで
美しさがさらに増すんです!
ケーキ入刀から続く
ファーストバイトのシーン。
すごくマニアックな話になりますが、
ファーストバイトでケーキを食べる時に
美しく見える3つのポイントをご紹介しますね。

①顔の角度
ズバリ「顎を上げない」です!
首を必要以上に後ろに傾けて
しまうと、必然的に顎が上がって
見た目も美しくありません。
顔の角度はまっすぐ。
その状態で新郎さんを
見つめている状態で、
口を開けるのがベストです。
②スプーンの位置
新郎さんと身長差のある
新婦さんの場合、新郎さんが
上からスプーンを運んでくると
嫌でも上を向くことになります。
くれぐれも新郎さんには、
スプーンの位置を
まっすぐ水平にして、
新婦さんの口元へ運んで
もらいましょう。
③ケーキの部位
スポンジやクリームは、
どんなに上手に新郎さんが
口元に運んでも、
口周りについてしまいがち。
おススメしたいのは、
フルーツを食べさせてもらう
という方法。
ウェディングケーキには、
イチゴをはじめ、何かしら
フルーツが飾られています。
フルーツであれば、美しく一口で
食べることができます。
ということで、
新婦さんが美しく見える
3つのポイントをご紹介
しました。
可能であれば、あらかじめ
ケーキを食べさせあう練習を
しておくと、より美しい
ファーストバイトのシーンに
なりますよ~!
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。


結婚式では、普段使わない言い回しが
結構あります。
今日は、そのうちの一つを
ご紹介しますね。
結婚式当日。
「披露宴が終わる」という言い回しは、
忌み言葉になるので、絶対にNGなのです。
「終わる」に代わる言い換えは、
「おひらき」にすることで、
おめでたい場にふさわしくなります。
以前司会の打合せの際、
進行表に記載されていた
「おひらき」の漢字が、
「お披楽喜」
になっていることについて
不思議に思った新郎さんから、
「この字って何か意味があるんですか?」
との質問を受けました。
これは・・・「当て字」なのです。
※「お披楽喜」の他にも、
「お飛楽喜」「お披良喜」
などの表記もあります。
「お披楽喜」の漢字一つ一つの意味は、
披:閉じてあるものを開く
楽:楽しい、快く安らかなさま
喜:よろばしい、めでたい
となっていて、おめでたい言葉を
連ねたものなんです。
まさに、
おめでたい言葉の集合体!

こんな感じの説明をしたところ、
新郎さんは「勉強になりました!」
と妙に納得されていました。
私もウェディング司会を始めたころに
教えてもらった際、日本語の美しさに
感心した覚えがあります。
結婚式ならではの表現や言い回し。
普段中々触れないことも多いだけに、
私はこういうご質問には
喜んで答えています!
日本語は、
場面ごとに言い方が変わったり、
漢字が変わったり、
言葉そのものが変わったりします。
特に結婚式では、美しい言葉が
たくさん溢れています。
こういうさり気ない言い換えの言葉は、
日本語の美しさや聞く人への配慮があって、
「この国に生まれてよかった・・・」
と感じる瞬間です。

ちなみに、結婚式に関わるスタッフ間でも、
「おひらき」は日常的に使われていて、
「披露宴、無事おひらきになりました~」
なんて言い方をしているんですよ。
普段も、なんとなく「終わる」という
言い方をすると、
「言っちゃいけない言葉!?」
と一人で心がザワザワ
するこのとある私です(笑)
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。


以前司会を担当した披露宴。
新婦さんは幼稚園の先生。
3年間担任して卒園された教え子さんが、
親御さんと一緒に列席してくれました。
お子様たちが退屈しないようにと、
新婦さんが用意されたのがこちら。
インスタントカメラ。
カメラと一緒に、
ちゃ~んとお願い事項を記したものも
用意されていました。
当たり前の話ですが、
さすが幼稚園の先生。
子供心をくすぐるようなメッセージが
書かれていました。
一日カメラマンに任命されたお子様たち。
披露宴中もあちこち動き回って、
インスタントカメラで色んな写真を
撮ってくれていました。
さすが幼稚園の先生。
『一日カメラマンに任命します』
なんて言われたら、
俄然やる気になりますよね。
その他にも、塗り絵や折り紙を用意されて、
お子様ゲストにとっては少し長く感じる
披露宴の時間を退屈させないように、
きめ細やかに準備されていましたよ。
披露宴後半には、
お子様ゲストから新郎・新婦さんに
一言ずつお祝いのメッセージを
言ってもらう時間も作りました。
『〇〇先生がいっぱい遊んでくれて、
幼稚園が楽しかったです。
〇〇先生大好きです。
〇〇さん(新郎さん)とケンカをしたら、
僕のおうちにきても大丈夫だよ』
このメッセージには会場中が
幸せな笑いに包まれました。
現像していないとどんなものが写っているか
確認できないのも、
インスタントカメラの醍醐味だったりします。
『子供目線でどんな写真が撮れているのか、
すごく楽しみです!』と話してくれた
新婦さんの言葉が印象的でした。
実は最近またじわじわと
人気再燃?のインスタントカメラ。
私は昭和生まれなので、
出始めの頃から使っていましたが、
20代、30代の新郎・新婦さんにとっては
懐かしいより新しいものとして、
認識されているようです。
今日ご紹介したような
お子様のみならず、
大人のゲストにも
懐かしさと新しさを感じてもらえる、
そんな秀逸な逸品かもしれません。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。



