アニメは現実世界とは違う前提が
もともとあるせいか、
割と大胆に哲学的なテーマを
描いていることがあります。
ちなみに、私は、
年代的にはガンダム世代だったりします。
このガンダムにしても、
じつは結構哲学的だったり
精神世界的なことを描いています。
子どもの頃には、よくわからずに
単に格好いいからだったり、
ストーリーが面白いという観点で観ていました。
それが、今になって、
「あぁ、そういうことだったのか!」
とあらためて気づいて驚く、
ということが最近よくあります。
そんないろいろあるアニメの中で、
昔からお気に入りの映画があります。
「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」
です。
題名の通り、「夢」がテーマです。
監督は、押井守さんです。
押井監督の作品は、
夢と現実をテーマにしたものが多いです。
有名なところでは、
「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」
がありますね。
夢と現実の違いとは何か、
そして、時間とは何か、
という哲学的な内容を扱っています。
映画に無邪鬼という妖怪が出てくるのですが、
劇中で、この無邪鬼が
タクシー運転手に化けて出てくるシーンがあります。
その際に、サクラ先生に語る一連のセリフ、
それは時空に関するモノなのですが、
これがあまりに深くて驚きます。
公開時、映画館で観た記憶がありますが、
当時はなんか不思議なことを言っているなぐらいで、
まったくわかっていませんでした(笑)。
ビューティフルドリーマーは、
もう何回観たかわからないぐらいですが、
機会があるとまた観たくなる、
そんなとても深い作品です。
とてもおススメの作品なので、
よかったら、ぜひ一度観てみてください。
