Rev:Kiss Of Death / Dokken
さて、今日から始まるメタルの勉強。
何から手を付ければいいのか、さっぱりわからない。
とりあえず、Wikiでへヴィメタルの語源等を確認する。
そして、読み進めること5分。
・・・さっぱり理解できん!
とりあえず知識や理論は後だ。
先ずは曲を聴いて感想を述べてみようじゃないか。
ということで、自分のiTunesの中から「Metal」というジャンルで絞り込んでみる。
・・・これにしよう。
Kiss Of Death / Dokkenである。
タイトルからして「死の接吻」。メタルの香りがぷんぷん漂う。
先ずはイントロの鋭いギター音。重々しいベースとドラム音。そして、甲高い声。
あぁ、これはメタルだ。メタルとしか言えない。
サビはみんなで叫べそうだ。「With The Kiss Of Death!」
ライブでは盛り上がるんだろうな。
今まで殆ど聴いていなかったけど、こうして真面目に聴いてみると悪くない。
ギターの早弾きとかには、殆ど興味は無いが、楽曲として全然ありだ。
全体としてカチッとしている楽曲であるが故、飽きる気もするが、もしかしたら、僕の好きな薬品系音楽アーティストよりも、この人達は真剣に音楽に取り組んでいるのかもしれない。
で、おそらく凄く練習しているんだろう。いい人たちなんだろうな、と思った。
それにしても、DeathやDevilやFallen Angelといったキーワード、
いったいどこから出てくるのだろうか。
何故、Love & Peaceではないのか?
彼らが何を目指しているのか、今後はそこを掘り下げていきたい。
個人的な点数は70点です。
プロローグ
都内某所。
メタルに関する熱い、いや熱苦しい会話が繰り広げられる居酒屋。
楽しそうに、そして懐かしそうに談笑するメタル好きが4人。
そしてメタル知識の無い引きつった老け顔の男が一人。
俺の名前はヒロヒディン。
今日は仕事仲間に誘われ、メタルファンの集いに参加している。
音楽はいろいろ聴くほうなので、深く考えず参加を表明したが、今そのことを激しく後悔している。
「ホワイトゾンビがさぁ・・・」
「やっぱラウドネスが・・・」
「俺なんかBURRN!創刊から・・・」
…旧約聖書に出てきそうな単語が飛び交っている。
いったいこの人たちは何語を喋っているのか。さっぱりわからん。
しかし、質問しようものならボコられるのは必至。
とにかくやり過ごすしかない。
そうだ、眼の前の枝豆を食べることに集中しよう。
彼、お腹空いてたみたいだね、なんて思わせれば勝利である。
……。
…枝豆が切れた。
そうだ、アボカドがあった筈だ。俺がオーダーしたアボカドだ。
しかも、味噌漬けというお洒落メニューだ。
どこだ、アボカドどこだ。いや、アボカどこだ。
…無くなっていやがる!
誰だ?誰がやりやがった!?
一人一人の顔を覗き込むも、みんな澄ました顔でばっくれてやがる。
この計算し尽くされた罠に組織の影を感じつつも、仕方なく会話に加わる俺。
そして遅れて駆け付けた総長から質問が飛ぶ。
「君の好きなバンドは何?」
「えっと~、Strokesとか・・・あ、最近はKings Of Leonとか、あ、Stonesはヤバいぐらい好きですね~。」
「だっからさぁ!そうじゃないだろ!?」
軽くキレられた。
理由が解らない・・・いや、本当は解っている。
既に、全ての質問には「メタルの中で」という前提が入っているのだ。
どちらかというと薬の香り漂う音楽に傾倒する俺にとって、メタルは未知の世界である。
しかし、メタルを知らないというだけで、何故にこのような仕打ちを受けねばならぬのだ!
俺はキレた。そして、軽く威嚇。しかし、俺の威嚇に気付く者は皆無である。
ダメだ・・・。
この人たち、完全にあちら(メタル)の世界に逝かれていらっしゃる。でも、本当に楽しそうだ。
普段は死んだ眼で仕事をしているのに、今日は皆の眼が輝いている。
そして、スピーカー持ち込みで曲を聴きながら、「DEATH」とか「重いな」といったキーワードを喜々として発する彼等を見て、幸せってこういうことかもしれないな、と思った。
でも、普通の居酒屋で爆音でメタルを流している一角は、周囲の客にとってはすごく迷惑だろうな、とも思った。
だから、今日、俺は決意した。
先ず、メタルを勉強しよう。
メタルの何たるかを学び、先ずは彼等と対等に話せるようになろう。
そして、勇気をもって居酒屋のメタル爆音は迷惑であることを注意しよう。
居酒屋でのメタル爆音を彼等に止めさせること、それが俺のゴールだ。
それまでは、とことん付き合ってやろうじゃないか。
・・・いや、とことんは止めよう。
いけるところまでにしよう。
ということで、「僕のメタル学習帳」というブログを開設してみた。
1週間に1度ぐらい、曲のレビューを書いていくことにしよう。
ということで、メタルファンの皆様、私がいろいろ勘違いした発言をしていても、スルーしてあげて下さい。
いつか気付くと思ってゆっくり見守って頂ければと思います。