この人生を渡っていくにあたって、
どうしても必要なことがある。
それは自分の怖じ気心をなんとかして踏みつけ超えていくことだ。
ほんの少し怖じ気づくだけで、
なんと多くのことが満足にできなくなるだろうか。
だから、とにかく怖じ気心を克服し、そのうえで勇気を身につけよう。
勇気なくして生きていくことはできない。
いくら器用であっても、勇気がなければだめだ。
勇気こそがチャンスを広げ、
危機を救い、
自信と能力を与えるからだ。
他人に勇気がないことを見破って嗤ったところで、
自分の勇気が大きくなるわけではない。
人の評価などしてはならない。
まず、勇気を自分自身の身につけて世に漕ぎ出していこう。
私は心から思う。
真に生きようとするならば、
この生を勇猛果敢に闘って生き切らなければならない。
この勇敢さの他はすべてためらいや腰抜けであり、
臆病なことだ。
日和見や手抜かりや臆病は怠惰である。
そんな怠惰な生き方は、
結局はこの自分をみじめこのうえない者にするではないか。
ちまちまとした楽しみや
たまさかの幸運にしがみついていてはならない。
そんなみじめな生き方をしてはならない。
真に、堂々と生きよう。
死を怖れずに突進していく兵士のように、
渾身の力で余すところなく闘い抜かなければならない。
この生を勇猛果敢に闘って生きよう。
~ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン~
これは、あるコミュニティのなかで
先生が紹介してくれた、哲学者であるウィトゲンシュタインの言葉です。
哲学者たちが残していってくれた
考え方や、生きる姿勢
現代の私達にも、価値のあるものだと
そう思います。