第191回

 

 

リビングパートナーのブログへ

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株式会社リビングパートナー

代表の伊藤雄二(いとうゆうじ)です

私がハウスメーカーで

住宅営業を始めてから35年

これまで

150件以上の新築住宅と

1,800件以上のリフォーム工事の

お手伝いをしてきた経験から

あなたのために

あなただけの

心地よい住まいを

全力でサポートさせていただきます

 

 

初めてお越しの方は

私の自己紹介から

お読みください

自己紹介は

こちらです

 

 TODAY'S
 
今日もよろしくお願いします

 

 

 テントの性能が全然違った

 

 

週末の社会体育大会のとき

遮熱仕様のテントと

通常のテントを並べて設置して

観戦しとってんけど

 

 

遮熱仕様のテントの下は

直射日光を遮りながら

ムッとした暑さがこもらん

風が通れば涼しさすら感じられる

まんで快適な空間やってん

下矢印下矢印下矢印

 

 

一方

通常のテントの下は

同じ条件下でも熱がこもってしまって

空気が淀んでしまうような

な~んか嫌な不快さがあってん

下矢印下矢印下矢印

 

 

遮熱仕様になっとるだけで

ここまで環境が変わるんかと

まんでいい経験ができたわ

 

 

 

 住まいも同じこと

 

この体験って

オイラたちが日々向き合っている

「住宅の暑さ対策」と

非常に重なる部分があると思うんや

 


住宅も夏の強烈な日射や熱環境にさらされる

もし設計や仕様選びを間違えたら

家の中に熱がこもり

冷房を強く使わなければ

過ごせない状況を生み出してしまう

 

ほやけど、適切な遮熱と通風を考えれば

自然の風や日陰の効果を活かし

エアコンに頼り切らなくても

快適に暮らせる住まいを実現できれん

 

 

 

 遮熱と断熱の違いを理解する


まず押さえておきたいんは

「遮熱」と「断熱」の違いや

遮熱:太陽の熱線(赤外線)を住宅内部に入れない工夫

断熱:外から入ってきた熱や内部の冷気を

   建物内部に伝わりにくくする工夫

遮熱仕様のテントが涼しく感じられたんは

テント生地が熱線を反射し

内部空間に熱を持ち込みにくくしとったしや

 

住宅でも

窓ガラスや屋根、外壁に遮熱性能を

持たせることで、熱を中に入れない工夫ができる

一方で

通常のテントは日射を遮ることはできても

熱そのものを反射・排除できんし

内部に熱がこもったわけや

 

これは住宅で例えるなら

ただカーテンを閉めて

日陰をつくっただけの話

そのうち熱が室内に蓄積してしまうんや

 

 

  住宅で活かす遮熱の具体的工夫

 

 

遮熱性能を

住宅に組み込む方法は

いろいろ考えられる



① 遮熱ガラスやLow-E複層ガラス
 

 南面や西面の大きな窓に遮熱型Low-Eガラスを採用すれば

 日射を50〜70%カットできる

 夏の冷房負荷が大きく下がって

 体感温度も快適になるわ

 

② 屋根材・外壁材の遮熱塗装
 

 遮熱塗料を使った屋根材は

 太陽光を反射して

 表面温度の上昇を抑える

 遮熱仕様のテントと同様に

 表層で熱を反射することで

内部の温度上昇を防ぐんやわ



③ 庇やルーバーによる日射コントロール
 

夏は高い角度から差し込む日射を庇で遮り

冬は低い角度の日射を取り入れる設計は

昔からの知恵や

 

いまでは可動式ルーバーや

外付けブラインドを設置することで

より柔軟に遮熱を

コントロールできるようになっとれん



④通風計画と熱の逃がし方

遮熱テントの下が

「風が通ると涼しかった」のは

日射遮蔽に加えて通風ができとったしや

 

住宅も同じで

遮熱だけでなく

「熱を逃がす設計」を

取り入れることで

快適性が一層高まる

⑤窓の配置と風の道づくり


南北に窓を配置して

風の抜け道をつくる

「通風経路計画」は基本や

 

対角線上の窓を開ければ

空気がスムーズに流れる

高窓・天窓の活用
温かい空気は上に溜まるし

勾配天井の高窓やトップライトを

設けることで

熱気を効率的に逃がすことができる

通風可能な玄関や勝手口
網戸付きの玄関ドアや勝手口は

外からの風を取り込み

家全体の空気を動かす助けになる

一方で

注意すべきは「冬の快適性」や

遮熱を重視するあまり

冬の日射まで遮ってしまうと

暖房効率が悪くなってしまう

 

 

 

 大切なのは季節に応じたバランス

 

 

夏:遮熱+通風で熱を入れず逃がす
冬:断熱+日射取得で太陽の暖かさを取り込む

 

「夏涼しく、冬暖かい」家づくりのカギは

季節に応じた熱環境のコントロールにあるんやね

 

遮熱テントの快適さは、

夏の「熱を入れない工夫」の

大切さを実感させてもらえたわ

 

 

 性能だけでなく「体感」も重視する

 

遮熱仕様のテントが快適であることは

数字ではなく「実際に涼しい」と

体感できたからこそのもんや

 

住宅でも

断熱性能や省エネ数値はもちろん重要ですが

最終的に住む人が実感するのは

「体感の快適さ」や!

例えば、
エアコンの設定温度が同じでも

窓際が暑ければ不快
数値上は高性能でも

風がこもると暮らしにくい

こうした「暮らしの実感」を

忘れずに設計することが

オイラたちに求められる姿勢やと思う


住まいは「暮らしの器」である以上

数字や理論だけではなく

実際にそこに暮らす人がどう感じるかが

なにより一番大切や

 

遮熱テントの心地よさを思い出すと、

オイラたちが住まいを設計するときも

「数値に現れない心地よさ」

届けることこそが

本当の意味での建築の役割だと強く感じとる

 

 

今日もあんやと

また明日

 

 

 

 

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