GWくらいからアマゾンプライムでゴジラー1.0を放映していたが、暇が出来たので観てみる。
噂には聞いていたが、ものすごくいい脚門だ。エンターテイメントの王道みたい。
特攻くずれから始まるこの映画、男たちの大和/YAMATOでも描かれていたけど、国民のヒステリックな思想(洗脳)が描かれているのがいい。
この洗脳が覚めるのは、司馬遼太郎が出てからじゃないかと思っているがアルキメデスの大戦でも繰り返し映画人の思いが出てくる。
宝田明、円谷英二、山田洋次、満州で辛酸をなめた帰国者だったリ戦争協力をさせられたりした苦労人たちがつくった映画は心がこもっているなあ。。
今回は三丁目の夕日を撮った若い山崎貴監督の脚本に驚いている。僕ら世代(昭和30年前後)は親が何らかの形で戦争の実体験がありその子供世代なので戦時中の事はかなり聞かされていた。叔父からの話はタブーの体験も有りだ。
山崎監督になると10歳近く若い。こうなると親世代はもはや戦後ではない、と呼ばれた時代に育っているから戦争体験は無いはずなのにこの脚本は驚き。
ちょうどALLWAYS三丁目の夕日のモーター屋にも戦争の気配がないのが描かれているが、もはや戦後ではない、戦争の話はするなという空気だったと思う。
海軍エンジニアや陸軍エンジニアたちは、産業へ邁進し、また医学でも母校の和賀井先生は超音波装置を発明して功績をあげた。
そんな黎明期が始まる予感が感じられた。。。
いまは、ボケ~な日々なんだが。。。恥ずかしいね。