前回の続きです。
↓
長女vsうぃーんの闘い。
※歯医者のアノ機械のことです( ̄∀ ̄)
3ターン目です(笑)
…ここまでくると、母の心は焦りとイライラでいっぱいになってきました。
またできなかった。
何でよ?もう少しなのに!
押さえ付けてでも治療して帰りたい衝動に何度も駆られました。
「三女だって家で待ってるんだから!夕飯だって作らなきゃいけないんだから早く!」
今思うと完全に親の都合です
長女だって全部わかってるんだ。でも怖いんだ。
できない自分が悔しいんだ。
ふとそう思って、気持ちを切り替えて長女にこう話しました。
「怖いんだよね〜。でも、4歳の時はここに座れなかったのに、座れたんだよ。大したもんだよ。すごい進歩だよ。ここまで来られたんだから、あと少しだよ!」
怖いと思ってる相手に「怖くない怖くない」と言っても、なんにもなりません。怖い気持ちに共感です。
注射で「痛くない痛くない」とかね。痛いって(笑)
でも、待ってるうちに長女の中でだんだん「治療すること」が大ごとになってきてるのを感じました。「こんなにも駄々をこねてる自分」に悲しくなってるのもわかりました。
そこで、今度は長女の大きくなっていく不安を溶かそうと、
「あのね、あっという間に終わるの!歯医者さんの中で一番簡単なやつなんだよー。怖いのは当たり前だよね。でも一瞬怖いって思うけど、一旦始まったらすぐだから。」
などなど、怖いままでいいからとにかく受け入れる方向で話しました。
すると、恐る恐る長女、
「泣いててもいいの?怒られない?」
と、半泣きで診察台に寝転んだではないですか!∑(゚Д゚)
お、その調子だ長女‼︎この子はきっと今日壁を超える‼︎(うぃーんの壁)
できる!絶対治して帰れる!
そんな思いが湧いてきた時、先生が3度目のトライをしにやってきました。
もう患者さん誰もいない( ̄▽ ̄;)
初めこそ少し抵抗した長女でしたが、なんと、
泣きながら治療ができたんです!(◎_◎;)
うぃーんの壁、崩壊!
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
その間、たったの30秒‼︎
たったの30秒…
治療時間より格闘時間のが長いわ‼︎
診察台に座って1時間。治療時間30秒で4本も初期虫歯が治ってしまいました。
「あれ?こんだけ?
なんで私あんなに泣いたんだろー?あはは〜〜」
( ;∀;)
こ、克服できて何よりです!
もちろんこのあとたくさん長女を勇気づけ
次回、チョコレート味のフッ素を塗る予約を入れて、さわやかに歯医者を後にしました( ̄∇ ̄)
勇気づけを学ぶ前の私なら、
きっとあの場面で
〇〇を買ってあげるから!(ご褒美)
とか、
もう〇〇を買ってあげない!(罰)
とか、
お兄ちゃんはできるのに!(他との比較)
とか言ってコントロールしていたでしょう。
でも、今回は頑張りました( ;∀;)
「またダメかもしれない」「どうせダメなんだ」
と母が思っていると、子どもはその通りの姿をやってくれる。
「きっと大丈夫。この子はできる。」
と心から思うと、それが伝わるんだなー、と
しみじみ感じた歯医者の帰り道でした。
何気ない歯医者の話が思いがけず長編に(笑)
でも、他にも何かいい方法があったら教えてほしい(苦笑)