夢占いなどという物を
聞いたことはないだろうか




代表的なのは
初夢で
一富士 二鷹 三茄子
これを見たら最高に運の
いい年になる等である。


夢とは寝ている間に
脳が頭の中の
情報フアイルを
整理した時の
残像なので様々な
情報が組合わさり
理屈が通らないストーリー
になっているらしい。
正夢なども記憶違い
から起こった物と
聞いた事がある。


悪夢を見て目覚めて
「夢でよかった!」と
喜んでしまう事も
少なからずある。
この場合はどうだろうか?


例えば
大切な何かを無くしたり
傷付けてしまった夢は
実際に起きてはいない
のに夢になり現れる。
気付かない深い所に
心配がストレスになり
現れるのだろうか?


実際に正夢も
ただの記憶違いで
終らない場合もある。


わからない事、
不思議な事に人は恐怖を
抱くのだろう。
夢とは別に実際の
日常生活でも明日が
どうなるのか不安で
怖い事すらあるのだから。

恐怖は誰にでもある。
自分も気付いていない
心の奥深い所に恐怖や
不安は存在しているかも
しれないのだから。


早朝の頃だった。
ドーン!ガラガラ!!
と異様な音で
「あ…雷か…」と
まどろみの中、
途切れそうな意識で
そう思いながら
再び意識が無くなりかけた
その時
瞼を閉じているのに
雷の強い光りは
窓やカーテンを
通したような
光りを感じた。

昨日の中秋の名月が顔を
覗かせていた秋晴れの夜
の事は嘘だったかの
ような雷鳴である。

途切れそうな意識に
閉じている瞼の奥に届く
強い光りを感じ
「あ…今、光った…
でも、雷鳴は遅い…
遠いな…」と思った
数分後の事である。

光った瞬間
ドーン!!ガラガラ!!
と爆音と共に音の反響で
カタカタと揺れたのである。

普段、雷など地震に
比べると外にいたり
落ちたりしない限り
たいしたことは無いと
高を括っていたが
流石に爆音と振動で
初めて雷は自然の脅威の
一つであると
再認識をした。

人間は自然の脅威の
前では実に無力である。
ただ逃げ惑い
成されるままで
防ぎようが無いのだから…
自然をコントロール
できる日など本当に
くるのだろうか…


今日は十五夜お月様…

明るい月の光りは闇夜を
優しく照らす
月光で照らされた世界は
濃紺の世界に変わる…

月はまるで真珠粒のような
輝きを放つ…

その光りは人々を優しく
照らす…

その光りは余りにも
優しくて

優しい母に
包まれていた
あの頃を思い出させる…