早朝の頃だった。
ドーン!ガラガラ!!
と異様な音で
「あ…雷か…」と
まどろみの中、
途切れそうな意識で
そう思いながら
再び意識が無くなりかけた
その時
瞼を閉じているのに
雷の強い光りは
窓やカーテンを
通したような
光りを感じた。

昨日の中秋の名月が顔を
覗かせていた秋晴れの夜
の事は嘘だったかの
ような雷鳴である。

途切れそうな意識に
閉じている瞼の奥に届く
強い光りを感じ
「あ…今、光った…
でも、雷鳴は遅い…
遠いな…」と思った
数分後の事である。

光った瞬間
ドーン!!ガラガラ!!
と爆音と共に音の反響で
カタカタと揺れたのである。

普段、雷など地震に
比べると外にいたり
落ちたりしない限り
たいしたことは無いと
高を括っていたが
流石に爆音と振動で
初めて雷は自然の脅威の
一つであると
再認識をした。

人間は自然の脅威の
前では実に無力である。
ただ逃げ惑い
成されるままで
防ぎようが無いのだから…
自然をコントロール
できる日など本当に
くるのだろうか…