先月4月10日から開始した乳癌の放射線治療が
平成から令和をまたぎ、昨日やっと終了しました。
本当に長くきつかったです。
私は毎日25回照射するの放射線治療ではなく、
毎回の放射線照射値が高い16回照射の放射線治療を
自分で選択したので16回で終了です。
5回おきぐらいに放射線専門医の診断も入り、
皮膚の状態などを確認して頂きながら照射しました。
放射線治療を開始する前の副作用の説明で
16回の照射コースだと、7回目の照射ぐらいから
皮膚の変化や放射線の副作用を感じるようになると
聞いていたので心の準備はしながら通院していました。
私の場合3回目ぐらいから
少し皮膚は変色してきたのがわかったり、少しヒリヒリしたりして、
7回目ぐらいから乾燥からか皮膚がカサカサめくれてきてました。
先生の診察が10回目の照射前にあったので、先生に皮膚を見て頂き
皮膚に塗布するローションを10回目で処方して頂きました。
皮膚は茶色っぽくなりカサカサめくれていましたが
痛みは時々ヒリヒリしたりちくちくしたりという感じです。
放射線を開始してから、たまに照射部分がズキンズキン痛くて
5回目の照射前の先生の診察の時に相談させて頂いたら、
”ズキンズキン”する痛みは手術後の後遺症というか痛みで、
放射線治療の副作用ではないと仰っていました。
ただたまに私のように、放射線治療を開始すると、
手術部分に放射線を照射するので、むくんだり膨張したり
皮膚にも変化があるそうで、そういったことから
今まで感じなかった鈍痛のような痛みを感じる方もいるそうです。
ヒリヒリしたり痒いのは放射線治療からの痛みと言えるそうですが、
私の場合はヒリヒリ+鈍痛のズキンズキンのほうが強いです。
あとは放射線治療後には体がだるく重くなったり、
眠気も出たりボーっとしました。
私はホルモン治療も同時進行しているので、
毎朝ホルモン薬を内服してからの放射線治療でしたので
身体もですが精神的にも不安定になりやすかったかもしれません。
放射線治療14回目から、照射部分のヒリヒリや痒みが強くなり、
私は放射線治療を開始してからもマーキングが消えない程度に
シャワーだけでなく湯船につかり入浴もしていましたが、
14回目からは右胸全体が痛痒くて入浴時間は短くなりました。
14回目、15回目、最終の16回目から終わった後の今にかけてが
放射線治療の痛みや皮膚の副作用を強く感じています。
今もとにかく痛痒く、つっぱるような痛みもあります。
そして私の場合は手術部分の鈍痛のズキンズキンを強く感じていて、
昨夜も痛くて寝れなくて、鎮痛剤を内服しようか迷ったのですが
再来週は乳腺外科の診察があるので先生に相談しようと思っています。
痛みはあるけれど、放射線治療16回が終了したので
もう毎日通院して放射線を照射されなくていいと思うと
本当に嬉しくて気持ちが軽くなりました。
そして今後はホルモン治療を5年間続けながら、
乳癌再発がないよう、診察して頂きながら経過観察です。
私は抗がん剤治療はしなくていいのですが
抗がん剤治療も本当に大変だと思います。
抗がん剤治療や乳癌や癌手術、病の治療、自分が癌である現実に
一生懸命向き合っていらっしゃる方のブログを読ませて頂くと
私も胸が押されるように痛みが伝わり涙が出てきてしまいます。
本当に大変だと思います。
体の痛みも、心の痛みも
本人しかわかりません。
乳癌本人ではなく、支えるご家族やそばにいらっしゃる方の
本人には言えない心身の看病疲れもあると思います。
乳癌本人も見守る側もどちらも辛いです。
お互いそれぞれの立場を理解し、気持ちは痛いほど伝わるけれど
癌と向き合う本人と、癌の痛みを知らない人では
それぞれの痛みが違い、理解するは難しいと思います。
私も今年2019年2月18日に乳癌と診断されてから
もう怒涛の必死の毎日でした。
自分のことしか考えられず、全く余裕もありませんでした。
乳癌になってからも変わらず支えてくれる主人には
「なんでわかってくれないの!」
「癌の痛みを知らないのに言わないで!」とか
散々なことを言って主人に辛い思いをさせたと思います。
まだまだこの先も
私は乳癌治療と向き合わなくてはいけません。
どう向き合っていくか、どうやって自分の心を落ち着かせるか
家族や周りにわかってもらおうという気持ちではなく、
自分自身が乳癌を受け入れた上で、乳癌治療中の自分の毎日を
どれだけ楽しめるかを見つけたいと思います。
2月18日に乳癌と診断されてから
検査、入院、手術、放射線治療が終わり、
この約2か月半、本当に必死でやるべきことをクリアしてきました。
乳癌や癌と診断されて、検査結果待ちや病院などの都合で
何もできない時間はとても不安だと思います。
乳癌や癌と診断されて間もない方、治療、闘病中の方、
全ての方が少しでも心穏やかな時間が過ごせるよう祈りながら
私自身も治療だけでなく、乳癌の自分をひとつづつ受け入れ
これからの毎日が笑顔になれるよう成長したいと思います。
言葉ではこんなこと書けますが
まだまだ私はもがき中です。
感謝をこめて
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