先月3月4日に私は右胸の乳癌温存手術し
その癌に対して治療のひとつの放射線治療を
今月の4月10日からはじめました。
私は1回の放射線照射数値が高い16回の照射なので
今日は12回目の放射線治療に行ってきました。
3月4日に手術をしているのに、1か月以上の期間をあけた
翌月4月10日から放射線治療を開始しているのは
乳癌の手術をして、その手術で切除した癌の詳しい病理結果が
出てからではないとその後の治療方針が決定できないからです。
病理結果がでるのはだいたい1か月後ぐらいだそうですが
私は3月4日に手術して、4月2日に病理結果を聞きました。
ただ私は先生の説明を理解し納得し自分が選択した上で、
ホルモン治療だけ病理結果前の手術の抜糸後、
3月13日から開始しています。(今後5年間です。)
本来は乳癌の手術をすると、病理結果が出るまでの約1か月、
治療も決定できないためにその後の治療はできかねて
病理結果が出るまで少し休憩のような時間になるそうです。
2月18日に乳癌と診断されてから私は怒涛の毎日だったので
手術をしたのにそんなに時間があけて放置してしまったら
せっかく切除した癌がまた再発するのではと不安になりましたが
手術後からいつまでは大丈夫とか許容期間もあるみたいで、
焦らず病理結果を待ち、確実な治療をすることが大切なようです。
このブログの初期にもたびたび書きましたが
私は2月の18日に右胸の乳癌の診断を受け
先生から「乳癌でした」とハッキリ言われました。
その乳癌の宣告を受けた時の時間と、先生の顔、表情、
言われた私の心の感覚は今でもしっかり覚えています。
多分あの気持ちというか感覚は忘れることはないと思います。
とにかく”まさか私が乳癌になるなんて”思ってもいませんでした。
ずっと他人事でした。でも他人事でもなく間違いない現実でした。
私はありがたく運が良く、本当に良い先生と病院に恵まれ
動揺してどうしていいかわからなくなった私に、とても親切に
先生が次から次へと検査の予約や治療方針などの説明、
今後の段取りなども含め、進むべき道を作ってくださり、
私は必死にここまでひとつづつクリアして進んできました。
今年の2月18日から始まった私の乳癌の人生は
あまりにも色んな事がありすぎて、今日4月25日まで
まだ2か月ちょっとしかたってないなんて信じられません。
乳癌になってからの私の身体と心の経験は
間違いなく私の今後の人生を大きくかえています。
人格や性格も変わりつつあることを感じています。
乳癌と診断されてからはそんな必死の毎日でしたが、
乳癌と告知され、自分でまだ受け止めきれていないながらも
私はすぐ”限度額適用認定証”だけは取得しました。
”限度額適用認定証”の取得などについては
過去に書かせて頂いているのですが、
とにかくすぐ取得して本当に良かったと思います。
私は乳癌と宣告されてから多分3日後ぐらいには役所に行って
その日にその場で”限度額適用認定証”を取得しました。
ですのでその後の検査から全て”限度額適用認定証”を
病院に行くと保険証と一緒に提出できています。
”限度額適用認定証”を最初に提出できると
その後の医療事務の方との話もスムーズです。
(医療費についてのややこしい説明がなくなります)
そして何より、毎月支払う医療費の限度額が適用されるので、
とりあえず「毎月これ以上は支払わなくていい」という
経済的な安心も得ることができます。
その限度額はその適用する方の年収によって違うのですが、
2019年2月18日に私は乳癌と診断され、その数日後に
私は役所で”限度額適用認定証”を申請したのですが、
2017年の私の年収での限度額の算出になりました。
(今年2019年の8月に切り替えになります。)
私は偶然にも乳癌と診断される前月、今年の1月末で
ずっと勤めていた職場を退職をしていて、乳癌になるなんて
思っていなかったので、3月からの次の職場も決まっていて
少しの期間なので扶養にもならず、国保を取得していました。
(その3月から決まっていた職場は辞退して今は治療に専念しています)
ですがその偶然も良く、私は国民健康保険だからこそ
すぐ自分で役所で申請して限度額適用認定証を取得できました。
社会保険だとその社会保険の組合に申請する事になるかと思うので
詳しくはわかりませんがその場ですぐ取得とはいかないかと思います。
私が乳癌になってから、
様々な検査、入院、手術、抜糸、治療、通院、薬代、
たくさんの医療費がかかっています。
癌の治療には現実的にお金もかかります。
私の毎月の限度額は8万以上~9万いかないぐらいで調節されてますが
(調べればしっかりわかるのでしょうが私は特に調べてません。)
今、放射線治療に毎日通院していて本当に助かってます。
放射線治療は毎日16回、もしくは25回必ず病院に行きます。
16回、もしくは25回、毎日医療費もかかるわけです。
そして放射線治療は高いです。
その中でも初回は特に高額です。
私の場合、初回照射の請求は8万ぐらいでしたので
国保適用での3割負担の計算で実際に3万弱支払っています。
そして放射線治療が開始されれば休むことなく16回、
もしくは25回毎日放射線治療は続くので、その都度、
放射線の治療代金が発生し、私の場合単純に照射だけだと
毎回25000円ぐらいの請求で、国保適用になるので
実際毎日7500円ぐらいの支払いです。
その中で先生の診察が入ったり、照射するマーキングを書いたり、
皮膚に塗る薬が処方されたりすると更に医療費は加算されます。
毎日高額な放射線治療なので、すでに今月の限度額に達したようで、、
私は数回前ぐらいから”限度額適用”がされていて毎回の支払が
ぐんと下がっています。
最初に”限度額適用認定書”を病院に提出していれば
全て病院がその人の限度額の調節をしてくださるので
こちらは調節されて請求された金額をお支払いするだけです。
ややこしい計算の必要もありません。
そして私の場合、4月10日から放射線治療16回を開始して、
土日と29だけは休みなので、来月5月1日、2日に16回終了します。
放射線治療を始めて特にこの”限度額適用認定書”の大切さと
ありがたさを痛感しているのですが、私の場合、放射線治療が
4月で終わらず、5月も2回あり、月をまたいでしまうため
限度額がいったんリセットされてしまうことにも気づきました。
今、もう今月の限度額に達していて、限度額が適用されているので
毎回の放射線治療費は数百円のお支払いになっています。
明日の13回目と来週火曜の14回目も数百円かと思いますが、
来週水曜の15回目の5月1日、最後16回目の5月2日は
新しく月が始まったのでまた高額な支払になってしまいます。
私もですが、乳癌の治療を進めていくときに細かいことなんて
自分自身考えている余裕もありません。
乳癌治療になれているわけでもなく、全てが初めての事なので
色んな知識もありません。
ただ今回私が気付いたのは、もし万が一、今後に
放射線治療16回をする場合、同じ月で収まっていたほうが
経済的にはとても助かると思いました。
25回だと土日休みなので、同じ月では終われないかと思いますが
16回でしたら同じ月に終わるように組むことは可能かと思います。
もちろん私を含め、実際乳癌治療をしていると
そんな心の余裕なんて私も持てませんでした。
もし偶然このブログを見てくださっている方で、乳癌に限らず
高額医療費がかかりそうな時に”限度額適用認定証”のことや
毎月の医療費計算など少しでも参考にして頂けたら嬉しいです。
(当たり前ですが時間に制限がある時は例外です)
私の放射線治療はあと4回です。
皮膚もピリピリします。
皮がめくれてきたので薬もつけています。
本当はもう行きたくありません。
放射線治療が終わって、少し落ち着いたら、
今度は乳癌になってからの医療費もまとめたいと思っています。
今現在は乳癌の治療だけで精一杯で
医療費をまとめる気力がありません。
今回はこの”限度額認定証”のことだけ書いておきたいと思い、
書き始めたら結局長くなってしまいました。
私の経験と私の場合の気持ちばかりですが
お一人でもこの文章がお力になれたら幸いです。
抗がん剤治療や放射線治療は本当に大変です。
乳癌や癌の治療をされている方、そのご家族のお心が
少しでも穏やかな毎日でありますようにお祈りします。
私もめげずに前に進みます。
感謝をこめて
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