乳癌手術後に不安になったこと | ~海を愛し海に守られた乳がん日記~

私が乳癌の温存手術をしてから1か月もすぎ、

先日、手術で切除した癌の病理結果を聞きに

病院に行ってきました。

 

乳癌の手術をしたのが先月の3月4日で、

手術の抜糸をしたのが3月13日。

 

詳しい癌の病理結果は約1か月かかるとのことで

やっと先日4月2日に病院に行きました。

 

病院に行くのは3月13日以来で、

約3週間近く病院に行かない時間がありました。

 

私は納得の上、切除した癌の病理結果前から

ホルモン治療を開始しましたので、3月13日の抜糸の翌日から

毎朝ホルモン薬のタモキシフェン錠20mgを内服しています。

 

3月13日の診察時に翌日から開始するホルモン治療の説明や

内服する薬の説明、副作用なども聞いていました。

 

次回の病理結果での来院までの約3週間、

先生の診察まで間があくので、もし副作用が出た時は

ガマンできそうだったらある程度の副作用は様子をみて、

その上で4月2日に採血もして判断しようと言われていました。

(無理はしないこと前提です)

 

ホルモン治療は今後5年間毎日続くので、

どのホルモン薬がその患者さんにあっているのかも様子をみて

今後も継続して内服するホルモン薬も決めていくそうです。

 

私が今内服しているタモキシフェン錠20mgは

乳癌のホルモン治療で使用するホルモン薬では

多くの方が内服している代表的な薬だそうです。

(私はジェネリックなのでジェネリック薬名です。)

 

私は動けなくなるような副作用は今のところ感じていませんが、

タモキシフェン副作用で検索して書いてあるような症状は

自分で自覚していて、様子をみれる範囲でいくつか感じています。

 

薬のパンフレットとかにはあまり書いてないのですが、

私はタモキシフェンを内服し始めてから、お腹がゴロゴロして

日に日に胃が痛くなってしまうということも重なりました。

 

特に下痢をするわけでもないのですが

お腹がずっとゴロゴロしてガスもたまってるような感じです。

加えて特に朝は胃が痛くて食欲もなくなり、

病院に行く前の1週間は市販の胃薬を併用しました。

 

2019年2月18日に私は乳癌の告知をされてから、

怒涛の毎日が続き、心も身体も落ち着く間もなく

検査や入院、手術でほとんど病院づめでした。

 

乳癌になって以来はじめて病院まで約3週間の時間が空いたのですが

4月2日までの最後の1週間は本当に不安だらけでした。

 

先ずとにかく病理結果は不安でした。

自分が乳癌になったことで”まさかは本当にある”ということを

私自身が身を持って知ってしまったので、病理結果についても

「大丈夫だろう」とか軽く考えることが出来ませんでした。

 

そして何より不安を感じていたのは

手術部位やその周りもだいぶ落ち着いてきたので

手術後とは違い、お風呂でも手術部位やその周りを

以前よりしっかり手で直接洗えるようになったのですが

手術部分のすぐ横にまたシコリを見つけてしまったのです。

コロコロ丸い塊で、乳癌を見つけた時のような嫌な感じでした。

 

それは抜糸から1週間後ぐらいに入浴中に見つけたのですが、

さすがに手術直後に再発はないはず・・と自分で思いとどめ、

とにかく4月2日まで様子を見ようと思って過ごしました。

けれど見つけた後はもう頭が再発だったら・・と不安ばかりでした。

 

そんな4月2日までの約3週間の時間でしたので

後半はホルモン薬の副作用もある上に再発の不安が重なり

主人にも心配をかけたくなかったので誰にも言わず

精神的にけっこう厳しいところまできていました。

 

そして手術の抜糸とホルモン治療を開始ししてから

約3週間ぶりにの先日4月2日に病院に行きました。

 

先生に「どうですか?」と聞かれてすぐ

私はシコリがあることをつたえると、

それは手術痕跡だということでした。

 

手術後は皮膚もつっぱってそうなることもあるそうですが、

時間で落ち着くそうです。

ただ放射線治療を開始すると皮膚が引っ張られるので

また同じように感じるかもしれないとのことでした。

(万が一もあるため今後も定期的に確認してくださるそうです)

 

ホルモン治療の副作用に関しても色々伝えて相談の上、

血液検査で異常もなく、でている症状もほぼ想定内で

様子をみれる範囲でしたので、先生ともお話し私の意志で

同じタモキシフェンで継続して様子をみることにしました。

 

ただ市販薬の胃薬を併用していたので、

胃が痛いときに併用できる胃薬だけ処方して頂きました。

 

先生の過去の患者さんでも

お腹のゴロゴロから下痢になってしまった方はいらっしゃったようで

その方は整腸剤と併用して内服をしていたそうです。

 

乳癌がわかってからの怒涛の毎日から少しづつ落ち着き、

自分のリズムで日常生活を送れるようになっても、

ちょっとしたことで不安になるまだまだ手さぐりの毎日です。

 

ふとした時間に考えなくていいことを考えたり、不安になったり

「いつから乳癌になったんだろう」と答えが出ないのに考えたり、

取り残されたような気持にもなります。

 

無理に明るく元気にしようとも思わないですが、

楽しいときは笑って、喜んで、綺麗な桜を見て感動しながら

また大好きな海にはいれている幸せに感謝して

今の私らしく一歩ずつ進んでいきたいと思います。

 

偶然このブログにたどりついた方も

身体も心も大変な時は無理しないで、

いっぱい落ち込んでも私はいいと思います。

 

下を向いていてもいいので進むことだけはやめないで、

ゆっくりでもいいので前に進み続けて頂けたら嬉しいです。

進み続ければ前を向ける日も来ると私は思います。

 

私も本当にもがきながらも、

乳癌である今の自分の日常生活を

新しい自分の時間にしていきます。

 

 

 

 

感謝をこめて

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