2005年 母の日 | ハローミャンマー

ハローミャンマー

ミャンマーヤンゴン在住、正田信子がヤンゴンから発信します。

毎週日曜日は、クリスチャンのカイカイは朝から教会に出かけます。

夕方、カイカイが帰ってきました。
「今日は、母の日だから、プレゼント。」と言って小さな、鉢植えのサボテンを渡してくれて、
ワーと泣き出しました。

どうしたのかと思って聞いてみると、母の日のその日曜日。 教会では特別にお母さんに感謝する礼拝ということで、お母さんと一緒に来ている人達はその場でそれぞれのお母さんに感謝の言葉を言い、その場にいない人はお母さんを思って感謝をするようにとのことだったそうです。

ごく幼い頃に、実母とは生き別れになっているカイカイ。 
お母さんと一緒に教会に行くことが出来なかっただけでなく、その場にいないお母さんを思っても実感がなく、周りが母の日礼拝で盛り上がっている中、感受性の鋭いカイカイはとても悲しい思いをしていたようです。

そして、それまで私のことは、名前で呼んでいたカイカイですが、お母さんと呼んでもいいかと聞いてきました。
かつて、お母さんなどと呼ばれたことは、誰からもなく、戸惑いながらも承諾。

二人で具体的な呼び方を考え、マミーに決定。
それ以来、マミーと呼ばれるようになりました。

あれから9年、2014年「母の日」の今日。 カイカイの居所は不明。 連絡も取れません。

どこにいても元気に幸せにと、願っています。