「ミャンマーの方が暮らしやすいんですか??」 と聞かれます。
答えは、「いいえ、決して暮らしやすい訳ではありません」
東京育ちの私には、便利な東京での生活に比べたら、何もかも不便なヤンゴン生活です。
停電はあるし、電話は故障するし、ネットの接続は悪いし、
買いたい服や靴はないし、おいしいパン屋やケーキ屋はないし、
ない、ない、ない、ないものばっかりです。
便利な日本の生活は、電話一本、インターネットから好きなものが、衣類、本、食べ物、何でも注文でき、洗濯機、乾燥機、掃除機など家電製品の進歩で、家事もどんどん便利になっています。
子供でも、老人でも、病気であっても、他人の手を借りるのは最小限で生活できるように。
でもヤンゴンでの生活は、不便な分、他人の手をかり、他者との関わりなく生活することができません。
子供、老人、病人がいれば、当然のように自然と誰かが手をかす、手伝っています。
だから、一人ぼっち、孤独な人は日本にくらべて、はすかに少ないのではないでしょうか。
他人と関わることによって、楽しみや喜びがある反面、煩わしさ、面倒なこと、嫌な思いをすることも多々あります。
そのような不便さも含めた、人と人との関わりが、日本とは違ったミャンマー生活の素晴らしい点なのかもしれません。
