MESO子供からの手紙 Phyo Wai Khaing | ハローミャンマー

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ミャンマーヤンゴン在住、正田信子がヤンゴンから発信します。

MESO支援者の皆様へ

$MESOミャンマー教育支援機構

私はPhyo Wai Khaing(ピョーウェイカイ)です。
大学で化学を専攻しています。

子供頃から、毎年、新入学期がとても嫌いでした。
なぜかと言うと、私の親は学校に子供達を通わせたくないわけでもありませんが、学費がありません。

だから学校に通うことができるかわからないからです。
そして親からは中学の時、学校をやめるように言われました。
でも私はどしても学校を続けたかったのです。
中学は学校のDaw Hnin Thidar Win先生からの支援で通うことが出来ました。

私の上には兄1人と姉3人います。みんな学校に通えなかったので、やっと読み書きが出来るぐらいです。
私の下の妹を含めみんな学校を続けることは出来ませんでした。

私は知識や教育を身につけていないと世の中で生活するのが難しいとずっと思ってきました。

私の家族が今のように生活が苦しいのは学問、教育がなく知識がないからだと思います。
今の生活を続けるのは嫌です。

生活するためには教育だけではなくて知識や技術を身につけなければと思います。
私はその日ごとの日給で不安定な生活をしたくありません。
だから何もない人生から何かある人生へ、自分が変わらなければと思い一生懸命勉強を続けました。

私達家族8人の生活は経済的に大変です。
私達の村では米と豆の収穫時は忙しいので日雇いの仕事があります。
でも他の時期は仕事があまりないのでどんな仕事でも嫌いであっても我慢してやらなくてはなりません。

MESOからの支援を頂くまでは、中学に通いながら色々な仕事をやりました。
MESOのお陰で高校に進学してからは、嫌な仕事をしなくても勉強に集中できるようになりました。

同じような苦労をしていない人には、苦労している気持ちは分からないだとうと思っていましたが、
MESOの皆様は私達のことを気にかけ支援して下さいました。

MESOから支援を受けることが出来たことは、私の人生にとてもとても大きなことです。
MESOからの支援で私の人生は変わり、前進することができました。

今私は大学1年生を終わり、2年生に進級することができました。

心配なく勉強をすることが出来ることを感謝しています。

MESO(ミャンマー教育支援機構)