ギターでこのうえなく大切なことといわれるチューニング。最近ではチューナーという便利なものがあり、ピンからキリまであらゆるものが販売されています。
私も当初はチューナーでチューニングをおこなっていたのですが、どうやらそれはまちがいであることに気づきました。
先日のことです。弦を新しいものに交換し、チューナーでチューニングを合わせ、3弦と4弦のみで弾くシンプルな練習曲を弾いてみたのです。するとどういうわけか4弦がフレット音痴になっていて、メロディーにならないのです。
おいおい、ちょっと待ってくれ。弦を新しく張り替えた上に、チューナーでチューニングまでしたというのに、これはいったいどういうことなんだ……?
それからしばらく考え込んだ私は、チューナーに頼らずに自分の耳でチューニングをおこなう方法を模索しました。
では、その方法を説明します。さほど難しいものではないので、チューナーによるチューニングの良さがよくわからない人たちは参考にしてみてください。
自分の耳でチューニングをおこなう方法。単純に考えれば、6本の弦すべてが正しく鳴りさえすればいいのです。
では、どうやってそれを確認するのか?私の場合、シンプルなメロディーを弾くことにしています。たとえば次のメロディー。
1弦
2弦
3弦
4弦
5弦
6弦
5 5 4 7 5 4 7 5
これを弾いてそれっぽく聴こえてきたら、6、5、4弦はとれあえずOKとします。次に━━
11 8 11 8
10 8 10 8
これを弾いてそれっぽく聴こえてきたら、1、2、3弦もとりあえずOKとします。
最後の仕上げとして、Aマイナー・ペンタトニックスケールを弾きます。
5 8 5 7 5 7 5 7 5 8 5 8
それっぽく聴こえてきたら、チューニング完了です。笑ってしまうくらい原始的な方法かもしれませんが、チューナーによるチューニングは当てにならないので、私はしばらくこの方法をとり続けたいと思っています。
まあ、私の持っているチューナーが、安すぎる粗悪品なだけなのかもしれませんが……。
ただ、前述のメロディーは、模範演奏を聴かないとどんな感じなのかよくわからないと思うので、私が普段参考にしている宮脇俊郎のCDつき教則本を購入することをオススメします。
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