ヤフー知恵袋などをのぞいてみると、ピッキング・ハーモニクスがうまくできずに困っている人をよく見かけます。一方、ピッキング・ハーモニクスのやり方を教える側の人たちのアドバイスというのも、どれをとっても要領を得ない残念なものばかりです。
しかし、はっきりと断言します。ピッキング・ハーモニクスという技術は、できない人たちが抱いているイメージほど難しいものではありません。コツとやり方を知らないだけなのです。
では、ピッキング・ハーモニクスの世界一簡単なやり方を説明します。『なんだ、そんなやり方でいいのか』と多くの人が拍子抜けすると思いますが(笑)
まず、『ピックを深く握れ』という人が多いですが、特に深く握る必要はありません。しかし、独特の握り方をする必要があるのは事実です。
ピックの左サイドを、人差し指と親指でつまむように握りましょう。その際、親指を弦に乗せやすくするため、親指の腹よりやや下あたりでつまむようにします。
次にその状態で親指の肉とピックを弦の上に乗せてみてください。12f2弦あたりをおさえながらがオススメ。
親指とピックを弦の上に乗せたら、ピックで弦を弾くのではなく親指で弦を弾いてみましょう。フィンガーピッキングのような感じで。ここが最大のポイントです。
ピックで弾こうとするから難しいのであり、親指で弾けばピックも自然と弦を弾いてくれます。やがてピッキング・ハーモニクスの音色が響いてくるはずです。