メロディーを弾いているとき、次におさえるのはすぐひとつ上の弦、またはすぐひとつ下の弦だというのに、わざわざ指を弦から離して弾かなければならないことにいら立ちを覚えることがあると思います。弾き方も音色もぎこちなくなってしまうからです。
それを解決してくれるテクニックがジョイント奏法というものなのです。たとえば3 3を(1)で弾き、次が3 4の場合、(1)をわざわざ弦から離して3 4をさっとおさえる必要はなく、3 3を指の腹あたりでおさえ、そのまま次の3 4を(1)の先を立てておさえればいいのです。それで3 3と3 4をスムーズに弾くことができるのです。
基本トレーニング①
3 3(1) 3 4(1)
4 3(2) 4 4(2)
5 3(3) 5 4(3)
6 3(4) 6 4(4)
それぞれをゆっくり20回ほどやってみましょう。
腹でおさえる際、上の弦に指先が充分に当たるくらいがいいでしょう。そうすれば指を立てやすくなります。
基本トレーニング②
人差し指 3 3➤3 4(2回)
中指 4 3➤4 4(2回)
薬指 5 3➤5 4(2回)
小指 6 3➤6 4(2回)
人差し指から順に、2回ずつリズムよくおこないましょう。
基本トレーニング③
人差し指 3 3➤3 4(1回)
中指 4 3➤4 4(1回)
薬指 5 3➤5 4(1回)
小指 6 3➤6 4(1回)
最後は1回ずつリズムよくおこないましょう。