ピアノをはじめる人の憧れの曲の代名詞━━といえば、ベートーヴェンの【エリーゼのために】です。
しかし、あまりにも有名で、バイエルの最後に楽譜が載っていたりするため、【初心者卒業の証】っぽく見られているようですが、それはとんでもない誤解です。【エリーゼのために】は想像を絶する難曲であり、現在何事もないようにエリーゼを弾いている人たちも、思い出したくないほどの過酷ないばらの道をたどった過去があるはずです。エリーゼとはそれほどの難易度を誇る曲なのです。
そのエリーゼに憧れてピアノをはじめたものの、出だしのところくらいしか弾けずに挫折してしまう人は非常に多いようです。私もエリーゼを練習してみましたが、その気持ちはとてもよくわかります。
エリーゼの弾き方についてネット検索してみても、まったくろくなサイトが存在しません。
小難しい音楽用語ばかりが並べられたブログや、ひどいところでは『エリーゼの弾き方を説明します』などといいながら、バイエルなどの教本を紹介するだけで終了というブログもありました(涙)
彼らは一応ピアノ講師らしいのですが、ピアノの講師でさえその程度のことしか書けないのですから、エリーゼを弾きたくても弾けない人があとを絶たないのは当然のことでしょう。
そこで、素人代表で、私がエリーゼの弾き方を独自に研究してまとめてみることにしました。
自分でいうのもなんですが、このエリーゼのために弾き方講座は、エリーゼの練習方法として究極のものと自負しています。
ただし、私はまだ初級者なので、あくまで音符どおりに弾けるようになるための練習法にすぎません。私自身の腕前がもっと向上したら、曲想編なども書いてみたいと思っています。