昔のピアノ入門書は知りませんが、最近のピアノ入門書は模範演奏のCDやDVDがついているものが大半です。
それはすばらしいアイディアだとは思うのですが、残念ながら初心者目線に立った演奏がされていません……。
私が買った入門書のDVDにはモーツァルトの【トルコ行進曲】が収録されていたのですが、アレンジはやさしくされていたものの、演奏スピードは通常のものすごい速さでした。
私がそうだったのですが、初心者がいきなりそれを聴かされてしまうと、『練習もこのスピードで弾かないとダメなんだな……』という誤解に襲われてしまうのです。
ピアノ練習はどんな曲も、はじめは超ゆっくりからです。そして徐々に通常のスピードに近づけていくというのが基本です。
よって模範演奏のCDやDVDには、練習用の超ゆっくり演奏も収録すべきだと思います。